成功する人と成功しない人の違いとは

まず、成功する人と成功しない人の違いを話す前に、成功とは何かの認識を揃えてておきましょう。今回お伝えする「成功」とは「目標を達成する」ことです。どんな会社にしたいのか、どんな店にしたいのか、自分が立てた目標を達成できれば成功、達成できなければ失敗という前提でご覧ください。それでは、どうぞ。

俺は泳ぎ続けないと死んでしまうマグロと同じ

23年前に起業してから現在、会社の売上は300億円を超えている。次の目標は売上高1000億円、時価総額1000億円企業にすることだ。その目標を達成したら次は5000億円企業にしていきたい。他にも子会社上場や従業員の給与5割アップも達成したいことの一つだ。このように私の精神は73歳になった今でも渇望状態で、自分が「成功した」と思う事はほとんどない。常に泳いでいないと死ぬマグロみたいだと自分でも思うよ。

もし、何かを達成したいと思うなら目標を立てる時は「いつまでに」「何をする」か、をはっきりと決めることが大切だ。そして決めた目標は紙に書き出しておく。ビジネス上の目標なら、売上高以外にも業界の順位や商売の状態、シェア、社員数を目標に設定するのも良いだろう。「従業員を幸福にする」ことが目標なら、どんな状態が幸福なのか、いつまでにその状態にするかを明確に書き出すことだ。期日は目標のレベルに合わせて1年、3年、5カ年計画で設定する。年間の目標が決まったら月間、週間とやるべき事を業務に落とし込んでいく。しかしこれ以外に最も重要なポイントがある。それはリーダーの熱量だ。どんなに目標とスケジュールを立てても、結局はどれだけ熱エネルギーを注げるかどうかに成功がかかっている。熱量が高いほど継続力があり工夫改善の数も多い。目標を達成したいならば、継続すること、工夫改善する努力を怠ってはいけない。

目標を達成したいなら一心不乱に働け

目標を達成するためには、継続と工夫改善が大切だと話しました。しかし大抵の経営者は、仕事もプライベートも頑張ろうとする。だから熱エネルギーが分散してしまい目標を達成することができない。もし目標を達成したいと思うなら、事業を開始した最初の5年は寝ないで働くくらいの気がまえで仕事をすることだ。仲間と飲んだり、ゴルフに行ったり、健康を考えてジムに通うのも全部やめる。家族が不幸に感じるまでとは言わないが、家庭をかえりみる時間も惜しんで一心不乱に目標に向かう期間が必要だということ。家族を幸せにしたいと思うならば目標を達成してから1つ1つ叶えていけばいい。繰り返しになるが最初の5年間はやりたいことを捨てて、事業が軌道にのるまで寝ないくらいの気がまえで取り組むこと。

20代の君たちへ

起業を目指すなら30歳までに経験でも人脈でもお金でも、何か1つ積み上げておきましょう。事業のために貯金をするのであれば新卒なら年間100万円、その後5年間で600万円を貯める。余計なことをしなければ貯められる金額だ。それができないのであればビジネスでも成功しないよ。万年ダイエッターがいつまでも痩せないのと同じで、「何かを我慢して目的を達成する」ことが出来ないのであれば成功しないということだ。しかし、このように言う私も我慢して続けるとことは苦手だ。正月太りでついた腰の肉に手をつきながら「腰回りを落とさないとな~」と、ずーとバカを言い続けて7カ月経過した。体重は69キロから66キロになったが腹の肉は正月から変わらないままだ。だから続けられない人の気持ちもよく分かるよ。

そんな続けられないあなたにお勧めしたいのは、まずは目標達成のために1ヶ月間我慢して続けるトレーニングをすることだ。1カ月間続くようになれば、これを3回、4回と繰り返してみる。それも出来るようになれば次は半年コースに挑戦だ。半年コースはけっこう大変だよ。だけどこれが出来るようになれば「続ける」ということが出来るようになってくるんだ。飽きっぽい俺が言うのだから本当ですよ。ぜひトライしてみてください。

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記者:スマイラー特派員
乙丸千夏(テンポス広報部)