自分の人生を作るのは自分自身である

2019年がスタートしました。皆さんは、どんな目標を立てられましたか?

私は、人の価値とは目標を立て自分の人生を自分で切り開くということに尽きると常々考えています。本号では、そんな私が、人生の中で大切にしていることをお話しますが、親父の小言だと思って読んでください。それでは、どうぞ。

■人のせいにするな、会社のせいと言うな

「予算50万円で社用車を買いなさい。」と指示をされた時、言われたまま車を探すと、「ケチな会社だから、こんな中古車しか買えないよ」と不満が出てくるものだ。しかし、50万円の予算を与えられたとしても、「よし!35万で車を探すぞ。」と探して、結果、程度の良い30万の中古車を買うことができたなら、その時に出てくる言葉は、不満ではなく、達成感や充実感からくる喜びの言葉だろう。上司に言われたままやっていると、やらされ感や不満が残り、どうしても、人や会社のせいにしたくなる。しかし、自分で目標を決めて取り組むだけで人生はもっと豊かになる。

■今が最低だと思え

仏滅の日に結婚式を挙げてみよ。最低の日に、最低の人と結婚したなと思えば、結婚後は、「この人はこんな事やってくれるんだ」「こんな事も出来るんだ!」と毎日が発見と喜びの充実したものになる。反対に、「素晴らしい人と結婚したな」と思うから、期待外れで不満ばかりが出てくるんだ。その日が最低であれば、これからは良くなることしかない。

「ろくでもない会社に入社したな」と思ったとしても、その中で、自分はこんな活躍ができるなと考えれば、今よりも自分のビジネスライフをクリエティブで価値あるものに作り上げていくことができる。今が最低だと思える人は、未来を明るく考えられる人である。しかし、ここで注意したいのは悲観的な人だ。このタイプは「ろくでもない会社に入ったな」と一度でも思うと、その後は会社の悪い部分しか目につかなくなる。つまり、「今が最低だ」という考え方は、毒にも薬にもなるということだ。

■何とかなると3回唱えよ

不幸になった時、困り果てた時、「何とかなる」を3回唱えてみよ。しかし、何の手も打たず努力をしていない人が「何とかなる」を使っても効果は無いよ。自分の人生を作ろうと目標に向かい努力して、努力したけれど挫折してしまった時、天を仰いでため息をついた時、初めて「何とかなる」を3回唱えると、抜群の効果を感じることでしょう。その効果とは何かというと、とりあえず努力もしないでその場しのぎで「何とかなる」と言うのは、毎日女のパンツを見ても嬉しくなくなるが、一番辛い時に唱える「何とかなる」は、チラッと女のパンツが見れた時と同じだけの絶大な効果を持つ。つまり毎日「何とかなる」なんて言っていると効果が無くなるということだ。

■戦争反対と言う人を信用するな

日本は、憲法9条で戦争を放棄するという国際社会ではありえない、国としての独立性を疑うような法律がある。そのためか、いかにも平和を望むような人達は「戦争反対」というフレーズを多用するが、「〇〇を反対」という言葉を使っていいのは、「○○に賛成」と言う人がいる場合に限るんだ。「戦争賛成」という人がこの世にいるか? だから、「戦争賛成」なんて言っている人がいないのに、自分は平和主義者だというような顔をして「戦争反対」なんていう人を信用するわけにはいかない。「万引反対」「泥棒反対」「人殺し反対」、これらを言う人と同じレベルである。

■女の言う事は聞くな

女は男が考える以上にしたたかだ。奇麗な顔で生まれた女性は、男が勝手に寄ってくるから、かわいい声を出してお願いすれば男は何でもやってくれることを知っている。男ってこういうものだと上手に使えるんだよね。そして、さらにしたたかな女性は自分の泣き所を知っている。日頃、男はめったな事では泣かないから女性が涙をぽろぽろと流すと、よっぽどの事が起きてしまったのだと慌てふためいてしまう。しかし、女性の涙というのは、思わずプッと屁が出るのと同じくらいポロっと出てくるものなんだ。だから、一回一回、女性の言うことを真に受けて聞いてはいけない。女性が泣いたなら屁が出たんだと思えばいい。こんな事を言うと、「女性の意見は取り上げなくていいんですか!」と怒る人がいるが、それは戦争反対と言う人と同じレベルだから相手にしない。

■子供に美味いものを食わせるな

子供を育てるとき、会社のルールを教えて躾をしなければならない。寿司屋に行くと、子供にトロやイクラを食べさせる親がいるが、子供は料理の良し悪しなんて分からないんだから、一皿100円のかっぱ巻きで充分である。そして家族みんなで「美味しいね、美味しいね」と言えば、「かっぱ巻きって美味しいね―!」と言える子供に育つんだ。外で筋の入った肉が提供されても、「美味しいね。」と言って、肉は筋が入って固くても美味しいということを子供に教えるんだ。そうすれば、その子供が大人になり霜降牛を食べたときに、「いや~、世の中にはこんなにも美味しいものがあるんだな」と、感動させてあげることができる。5才、10才で霜降牛を食べてきた子供は、大人になって高級肉を食べたってそんなに感動はしない。そんな子供に育てたいか。味の違いが分かる子供に育てないといけないなんて心配する必要はない。

■責任を持ってやりますと言うな

真面目に仕事をする事が大事だと考えている人は、上司から何かを頼まれた時に「責任をもってやります」と言う。しかし、その人にとっての「責任」とは、言われたことをきちんとやりますという意味であり、「毎日、10箇所に鍵をかけて帰りなさい」と指示を受けたなら、「毎日」「10箇所」「鍵をかける」、この3つのキーワードをきちんとやりさえすれば、責任を持って仕事をしたことになる。

しかし、戸がガタガタしていて、今にも風が吹いたら鍵が取れてしまいそうな状況になったとき、戸を修理する作業は「責任を持って仕事をする」の範囲外になるから、戸を修理するという事をやらない。責任を持って仕事をするというのは、その程度だということだ。だから、「責任を持って仕事をやります!」なんて部下から言われると、「責任もってやるだけでどうするんだ」と俺は呆れてしまう。

もし、上司から指示を受けたなら、「お任せください」と言ってみよ。「お任せください」というのは、「何があるか分からないけど、指示されたこと以上の不測の事態が起きたときは何とかします」という事である。責任を持ってやりますの期待値は、言われたことを100%やることだけだが、「お任せください」はこいつに頼むと安心だ、と思わせるほどの評価に値する。

■見込みのある人には辛いことをさせよ

先に述べると「見込みのある人には辛いことをさせよ」という、この教育法則は万人には当てはまらない。大部分の人は、「見込みのない人」だから、そんな人に辛い事させるとほとんどが逃げていってしまう。今の日本は、匠を育てるという気風がないために、師たるべき人が、おっかなびっくり弟子を使うから、何年経っても弟子は匠には育たない。日本国中の師たるべき人が、一斉に弟子を匠に育てようとしない限り、匠になれるまで厳しい環境で仕事を続けられる人材が育つことはない。

だから、もし経営者を目指すならば、部下(弟子)なんて育てなくていいから、まずは自分を鍛え上げて、自分が極めるという道を進むべきである。そして、たまに、見込みのあるやつがいたら神が与えてくれた宝だと思って、次から次にその弟子がやっと乗り越えられるような課題を与え続ければいい。そうすれば自分の部下を匠を育てる事ができるだろう。

smiler45号 森下篤史