取材につながるプレスリリースの送り方ー連載vol.4

PRプロデューサーの笹木郁乃です。飲食業界でも今後見逃せない「PR」をお伝えする連載第4回目は、無名のお店でも取材につながりやすくなるプレスリリースの送り方、その裏技についてお伝えいたします

Qプレスリリースを書いてみたのですが、どこに送ればいいのでしょうか?
A送り先・メディアの選定は非常に重要です!

メディアの選定で一番重要になってくるのは、「マッチング」です。極端な例で言えば、飲食店の情報を送るのに、「工場ものづくり特集」というような情報を発信している媒体にプレスリリースをお届けしても、取材につなげることは難しいですよね。ですから、飲食関係の情報を必要としている読者、視聴者を抱えているメディアを選んでプレスリリースを届けます。どのように調べればいいかというと、これまでの記事や番組で、どのような情報を扱っているかを見ていきます。過去、「行列ができる飲食店紹介」「食べ歩きレポート」または、「経営者特集」などを放送・掲載している媒体も、取材につながる可能性がありますね。そのような内容の紹介実績があるかどうか、過去の記事や番組をさかのぼって確認してみましょう。また、あなたの競合飲食店で、「いつもメディアに出ているな…」と印象に残っているところはありませんか?そのようなモデルとなる飲食店を1つ探し、ホームページなどでその店が取材を受けたメディアを調べて、そこへお届けするというのもひとつの方法です。該当する紙面や番組のコーナー名まで確認し、そこまで指定して送付しましょう。

Q選定したメディアへは、どうやって送ればいいですか?
Aどうやって送ればいいか、メディアに聞いてしまいましょう!

一番早くて確実なのは、まずは選定したメディアへ直接電話をすることです。「このような情報について、プレスリリースを送りたいのですが、ご担当の方はいらっしゃいますか?」とお伝えし、担当者につないでもらいましょう。そして、メール、郵送、FAXなどある中で、どのようにお届けすればよいかご希望を聞いて、その通りに送ります。これは弊社で実際に企業PR案件を重ねる中で、今最も取材につながる確率が高くなっている送り方なので、おすすめです!ですが、「電話をするのが苦手で…」という方もいらっしゃいますよね。そんな方は、送り先の住所を調べていきなり送ってしまってもOKです!住所はインターネットで調べることができます。

郵送の場合の裏技は、メディア担当者に「あなただから送りました」と伝わるよう、調べたコーナー名や記者名までを宛名に手書きすることです。また、記事や番組の感想を添えた送り状を同封できるとなおよいですね。送り状作成の際には、「載せてください!取材してください!」というよりも、「このメディアにぜひおすすめの情報です」という視点で書くことが大切です。

Q郵送ってかなり大変ですね!もっとたくさんのメディアに送りたいのですが。
A特に地方の方にはぜひ活用いただきたいのが「記者クラブ(記者室)」です。

記者クラブ(記者室)は、各メディアの記者が情報収集のために集まっている場所で、ほとんどの都道府県庁・市町村の役所内に設置されています。特に地方店舗の情報については、ここを活用しない手はありません!ここにプレスリリースを届けることで、所属している各メディアに一気に送ることができるんです。これは、それぞれのメディアに1通1通送るよりも効率的ですよね。記者クラブへは、プレスリリースを郵送で送ることもできますし、「投げ込み」といって直接持ち込むこともできます。地方の記者クラブでは、その地域に根付いた情報はメディア側にとってうれしいニュースとなります。ぜひお住いの自治体、役所へ、記者クラブについて問い合わせてみてくださいね。

次回は「投資0円!SNSは上顧客とがっつり!」SNSの活用法をお伝えいたします!

【執筆者プロフィール】

株式会社LITA代表取締役
PRプロデューサー笹木郁乃
https://lita-pr.com

PR事業に携わって10年。会社員時代は創業期2社のPRを担当。株式会社エアウィーヴ 5年で1億→120億、愛知トビー株式会社2年で11億→44億と、PRの力で急成長に貢献。その後、PR代行事業で起業。また、独自のPR理論をコンンテンツとするPR塾を主宰。延べ300人以上の起業家、経営者、PR担当者に指導、13期連続満席開催。その他企業主催の講座やイベント等にもPR講師として登壇、3年で1200人に指導。企業PR案件も多数抱える。「PRは魔法であり、劇的に会社を変える力がある」が持論。

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