メディアに掲載されるための3ステップー連載vol.2

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PRプロデューサーの笹木郁乃です。飲食業界でも今後見逃せない「PR」をお伝えする連載第2回目は、広告費を払わずにメディアへ掲載されるための方法についてお伝えいたします。

Qテレビ・新聞などメディアに載るためにはどうすればいいの?

A「プレスリリース」という方法があります。

「プレスリリース」という言葉、初めて知ったという方も多いのではと思います。プレスリリースとは、企業や団体、個人がその活動や商品、サービスなどの情報をメディアに知らせること、またそのための文書のことを指します。
テレビ、新聞、雑誌等、私たちが日ごろ目にしているメディアは、常に視聴者、読者へ提供するための新しい情報を探しています。それらのメディアが情報源としているのが、この「プレスリリース」です。彼らが発信している情報の実に9割がプレスリリースを基にした取材から作られているのです。

Qプレスリリースに挑戦してみたいけど、難しそう。どのようにすればよいですか?

A必要な行動は、「作る・選ぶ・送る」たったの3ステップです。

プレスリリースはポイントさえ押さえれば、誰でも行うことができます。私は「PR塾」というPRについて具体的なノウハウをお伝えする塾を主宰していますが、PR未経験から入塾された方でも、プレスリリースの作成からメディア掲載を続々と獲得されているんです。必要な行動は、次の3つ。

①作る…メディアへお伝えする情報をA4サイズ1~2枚にまとめます。
②選ぶ…作成したプレスリリースをどこにお届けするか、メディア媒体を選びます。
③送る…選定したメディアへプレスリリースを送ります。(送り方にもポイントが!)

そして、最も大切なのは、この3ステップを継続的に行動していくことです。もちろん、一度の挑戦で掲載につながることもありますが、一発大成功を狙うよりも、コツコツと続けていくことがメディア掲載の近道になります。このステップを繰り返し行っていくことで、「この情報気になる!」とメディアに認知してもらうきっかけになったり、メディアの担当者と関係性ができて、取材につながる確率がぐんと上がっていきます。それぞれのステップでの具体的な内容は、次回以降、詳しくお伝えしていきますね!

Q継続的に情報を伝えていくと、しつこいと思われないですか?

Aいいえ。それはメディアを助けることでもあるんです。

日本人は謙虚な方が多いですから、メディアへアプローチすることに「図々しくないかな?」「しつこいと思われるんじゃ…」と、抵抗を感じる方もいるようです。しかし、それは全くの誤解!先ほどもお伝えしたように、メディアは常に情報を探しています。あなたの持っている情報をメディアに提供するということは、あなたがメディアを助けるということにもなるのです。
ただ、その情報の伝え方というのは非常に重要です。「私の商品のここが素晴らしいんです!」「このサービスをぜひ買ってください!」これでは、ただの宣伝になってしまいます。そうではなくて、「その商品、サービス、イベントなどが社会にとってどのような価値があるか」という視点・切り口からお伝えすることで、同じ情報でも「ぜひ世の中に発信したいです!」とメディアから思ってもらえるものに変えることができます。その点を意識しながら、ぜひ、あなたもメディアへの情報提供者になることを目指していきましょう!

次回は「プレスリリースの作り方」をお伝えいたします!

【執筆者プロフィール】

株式会社LITA代表取締役
PRプロデューサー笹木郁乃
https://lita-pr.com

PR事業に携わって10年。会社員時代は創業期2社のPRを担当。株式会社エアウィーヴ 5年で1億→120億、愛知トビー株式会社2年で11億→44億と、PRの力で急成長に貢献。その後、PR代行事業で起業。また、独自のPR理論をコンンテンツとするPR塾を主宰。延べ300人以上の起業家、経営者、PR担当者に指導、13期連続満席開催。その他企業主催の講座やイベント等にもPR講師として登壇、3年で1200人に指導。企業PR案件も多数抱える。「PRは魔法であり、劇的に会社を変える力がある」が持論。

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