サンデンの新!!「冷蔵ショーケース」は厨房の人手不足対策に優しい設計になっていた!

こんにちは!Smiler編集部です。

飲食店では必ずといっていいほど使われている冷蔵ショーケース。HACCPの義務化や省エネ法の改正により、各厨房機器メーカーは随時、機器のモデルチェンジに取り組んでいます。そこで今回は、厨房機器を販売する「テンポスバスターズ」でも売れ筋の、「キュービックタイプ冷蔵ショーケース」のモデルチェンジの詳細についてご紹介します。

「キュービックタイプショーケース」を製造するのは、「サンデン・リテールシステム株式会社」。2015年4月に「サンデンホールディングス株式会社」の事業会社として設立。サンデンホールディングスとしては創業77年目を迎える。

サンデングループで培われてきたコンプレッサーによる「冷やす・あたためる」をコア技術に、クラウド連携型の自動販売機の開発から、完全オーダーメイドの冷蔵ショーケース、冷凍冷蔵設備、さらには物流、IT、サービス・メンテナンスの分野にも事業を展開する。

HACCPへの対応

①床の清掃がしやすいレッグオプション

2020年6月から飲食店はHACCP対応が義務化されます。HACCPの基本は、「衛生管理の計画を立てる」「計画に基づいて実施する」「実施を記録する」この3つのフローを行い、お店の衛生管理を「見える化」していくことです。

しかし、厳しい人手不足の中、できるだけチェックや清掃方法は簡素化したいもの。HACCPにいち早く取り組む大手外食チェーン企業からは、「厨房機器の脚が高ければ、モップで床を掃除をする時にすごく楽になるのに」そんな声がサンデン・リテールシステムに届きました。

そこで、今回のモデルチェンジでは、冷蔵ショーケースの脚の高さをオプションで選べるようにしました。(標準脚は50mm~120mmまで高さ調整が可能)。掃除をしやすいという点では、150mmや200mmの脚の高さを選ぶ外食企業も多いのだとか。

また、今までは冷蔵ショーケースの脚はキャスタータイプでしたが、「M-20」という、ネジ径が直径20mmもある強度の高い脚を新しく採用しました。キャスタータイプは、移動が簡単にできるという利点はありましたが、どうしても細い軸の脚を使わなければならず、頻繁に移動を繰り返していると折れてしまうということもあったためです。「M-20」は一般販売している部品のため、わざわざメーカーに部品を取り寄せなくても、設置業者・販売店でも簡単に購入と部品の付け替えをすることができます。

②日々の温度チェックを簡単に

安価な小型冷蔵ショーケースの場合、メーカーによってはデジタル温度計が付いていないものも多い中、今回、「キュービックタイプショーケース」では、デジタル温度計が標準装備となりました。一目で庫内温度を確認できるため、衛生管理の記録時間も短縮できます。

③キズ・汚れがつきにくいSUS天板(オプション)

オプションで、天板をステンレスに変更できるようになりました。ステンレス天板は掃除がしやすく、耐腐食性に優れているため、冷蔵ショーケースを清潔に保つことができます。お客様の要望から新しく追加されたオプションです。

④省力化。日々の清掃業務の負担軽減

通常、冷蔵ショーケースは1~2週間に1度、フィルター清掃が必要になります。ホコリによる目詰まりが起こると、空気が通りにくくなることで冷えない原因となり、性能の低下、故障のトラブルに繋がるからです。

しかし、「キュービックタイプショーケース」は、フィルターの無い「ワイヤーコンデンサー」を採用しています。フィルターレスのため、ホコリ詰まりによる性能低下や故障トラブルを低減するため、従業員の清掃頻度を減らすことができます。

⑤省エネ対応

新しく「ペアガラス」を採用しました。ペアガラスを使うことで断熱性を高め扉ガラスの結露を軽減し、清潔な状態を保つことができます。

最後に

今回のモデルチェンジにあたり、多くの外食企業や各取引企業の声を反映し、特に人手不足の現場の従業員の利便性を考えた設計がされていることが分かりました。

今回は冷蔵ショーケースにスポットを当ててご紹介しましたが、「サンデン・リテールシステム(株)」が製造する機器は、完全オーダーメイドのジェラート専用のショーケースから、大手コンビニでも採用されているコーヒーマシン等、「冷やす・あたためる」のコア技術をもとに様々な機器を開発しています。商品のお問い合わせや購入は、最寄りの「テンポスバスターズ」にお問い合わせ頂ければスムーズにご案内が可能です。

取材協力

サンデン・リテールシステム株式会社
コールドチェーン事業部
東京都千代田区外神田1-18-13

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