地方活性化の限界

ビジネスアスリート 森下篤史

俺の出身地の水窪の活性化に、どのように応援すればよいか。

水窪は俺が子供の頃は1万人の人がいたが、60年経って、1900人 になってしまった。

水窪食材でカレー売り出し 地域活性化の起爆剤になるか!と静岡新聞で取り上げられた。

◆藤枝北高食品サイエンス部が考案した水窪産のたかきびを使った「高黍かれー」水窪じゃがたを原料にした「焼酎」

俺にどんな応援が出来るか?
責任者に聞くと、あさくまで売ってくれとのこと。
お安い御用 と店に並べてみると、浜松の8店で20日間で23個売れた。20日で3個/1店
売れない商品の部類に入るということは、店頭からはずす。
あさくまは何をして応援すれば良いか。ガンガン売りましょうか。
そのためには、販促費をかけて、試食試飲を繰り返し、認知させる。
ネットで売るにしても、宣伝費をかけないと、まず売れない。
いくらまで宣伝費を使うか、宣伝費をどうやって集めるか。どうなったら、敗北として撤退するか。
サイエンス部の責任者と話すと、出来る範囲でやりたいという。
ホームページを作るのは簡単で、費用もかからない。そこで売り出したとしても、そのホームページを見る人を増やさないてはいけない。それも費用がかかる。
費用をかけなけれは、誰も見ないようなホームページを作って、ほったらかしにするしかない。
売れない商品だけど、店頭でホコリだらけで、並べておくだけ。

経営者の俺が応援するとなると、「ゴール」決める。
どんな状態になればよしとするかを決めてから、取り組む。
1 スタート時にかかった金を回収したらよしか。
2 それ以上年間いくらの売り上げにしたいのか。
3 村の衆と、サイエンス部の人達の達成感(商品を作り上げて、店頭に並べてもらう、知り合いに買ってもらう)が目的
この1と2がゴールだと、目標数字を達成するためには、みんなにやってもらう事が、ものすごく増える。
3がゴールだと、幾ばくかの投資を使い切って、足りない分は誰かが負担して、参加者は作り上げた達成感を味わう事ができる。
3がゴールだったら、俺の応援としては出る幕はない。
村の衆も、サイエンス部の責任者も、何が何でも売らなければならないということはない。
売り上げ目標を決めて、販促企画して、ガンガン売る気がない。
応援は必要ないということか!
目標のために何が何でもってことがないので、取り組んで喜んでいるだけって事になる。
事業家の俺には、出番がない、