穏やかな人と闘う人の間には何があるか。

森下篤史

喧嘩っ早い、興奮しやすい、祭り好き、ライブが好き、
こういう人は、アドレナリンが出やすい。
短距離走、重量挙げ、限界までやる。
集中力で困難を乗り越えようとする
ベンチャーの社長、成長期、衰退期、立て直しに向いているが、継続しにくい。
継続すると、周りが疲れ果てて、誰もついて来ない。
そんな人は、闘牛がヨダレを垂らしながら、敵をにらんではぁはぁ息をしていると思えば分かりやすい。

リズミカルな散歩、静かな音楽、のんびりとした食事、楽しい会話 セックスの後の充実感
ぬるい風呂にゆっくり入る 口論しない「まあまあ 大声を出さないで、静かに話そう」
セロトニンというホルモンが出やすい人は、穏やか生活を好む。
成熟した安定した会社の社長に向いている。
幸福ホルモンといわれている。
眠っている間は出ない、朝日が当たると出始める。
セロトニンが出ている間は、闘う姿勢にならないので、瞬発しない。
やる気のない、怠惰な生活になりやすい。

セロトニンとアドレナリンは同時には出ない。
人はどちらかに、偏りがちで、闘うタイプと穏やかなタイプに分かれる。
アドレナリンを出して、精一杯やった後は、セロトニンの出やすい状況を作る。
上手に入れ換えると、ストレスがたまりにくくなる。
ユックリと風呂に入って、軽くビールを飲んで、家族とゆったりと話す。
現実は、冷えたビールをガンガン飲んで、女房に悪態を突かれて、言い争いになる。
またアドレナリンが出っ放しになる。
やる気満々の人が、脱力してしまうのは、セロトニンの出し方がまずいから。