【高田馬場 韓国酒場マショマショ】ヤンニョムチキンテイクアウト専門店の開業が増えている!? 

左:オーナーの宋政民さん、中:キムジョンユンさん、右:ホンジソクさん。3人とも明るくて優しい素敵な方でした。

 2020年は韓国ドラマ「愛の不時着」が大流行する等、韓国ブームが再熱している。そして、韓国の庶民派グルメといえば、韓国のフライドチキン・ヤンニョムチキン!最近、テンポスから、韓国チキンのテイクアウト専門店のオープンが増えているという情報を聞きつけ、その中でも人気店、韓国酒場「マショマショ」を運営する宋(ソン)社長にお話しを伺ってきました。 

韓国酒場298円均一「マショマショ」をオープンした理由 

 

オーナーの宋(ソン)さんが、飲食店を開業したのは2018年12月。東京都新宿区高田馬場に、本格韓国料理が楽しめる「韓国酒場マショマショ」をオープンした。料理は298円均一と、隣駅にある韓国街の新大久保とは一線を画している。298円(税抜)均一とした理由は、「なぜ、日本には少量でいろんな韓国料理が食べれる店はないんだろう?」、という素朴な疑問からだった。 

「来日して10年経ちますが、日本の韓国料理屋は、一品一品の量が多くて、2人で行くと注文しても1品や2品でお腹いっぱいになりますよね。だけど、自分ならもっといろんなメニューを食べたいなと思ったんです。だから298円均一なんです。」 

  

韓国チキン専門店「マショチキン」を立て続けに4店舗オープン 

 

298円均一の韓国酒場「マショマショ」の人気メニューだった韓国チキンを看板メニューとした、韓国チキン専門店「マショチキン」を立て続けに4店舗出店している。1店舗目は、韓国酒場「マショマショ」から徒歩2分の物件で出店し、2店舗目は東京都江戸川区に、3店舗目は東京都八王子市、4店舗目は埼玉県川口市、そして11月に新店オープンを予定している。コロナ禍でも協力金の受給金無しでもしっかり利益を出せるほどの売上をあげている。 

  

テイクアウト・デリバリーが好調 

こちらはテイクアウト用。

韓国チキン専門店「マショチキン」の人気のメニューは、醤油(カンジャン)チキンだ。日本人の口にあうように作られている。骨あり・骨なしから選べ、7ピースで1,080円、14ピースで1,780円と、大手韓国チェーン店と比べると3割程度安い価格設定だ。他にもフライドチキン、ヤンニャムチキン(甘・辛)、麺類ではじゃじゃ麺(780円)、酢豚(980円)等、スナック使いからメイン使いまでできるメニューを取りそろえる。しかし、人気の秘密は価格だけではない。既製品はほとんど使わず、チキンに添える「チキンム(大根の甘酢漬け)」や、マスタードソースも手作りだ。 

「安いから“そこそこ”なんでしょ、と言われるのが一番嫌なんです。価格以上のものを提供して喜んで頂くことが私のこだわりです。」 

 

Uber Eats で「Eats厳選」に選ばれデリバリー売上アップ 

ヤンニョムチキンはたれを絡めて盛り付け

 

「マショチキン」はUber Eatsで、「Eats厳選」に選ばれている。「Eats厳選」とは、評価の高い店舗であることを示すもだ。「Eats厳選」に選ばれるには、「直近12週間で100件以上の注文があること」「注文品の正確率が98%以上であること」「利用者の評価が4.6以上であること」等が認定の基準となっている。Uber Eatsのコンサル企業によると、「Eats厳選」に選ばれるのは出店企業の1%前後であり、認定を受けることはなかなか難しいようだ。しかし、「Eats厳選」に選ばれることで、新規客の集客は格段にアップする。 

「マショチキンは他社よりも安い価格設定であることから、その安さに惹かれ注文される方が多いと思います。しかし、きっかけは何であれば、食べて頂くことで、しっかり作りこんでいることを知って頂き、それがリーピーターに繋がり、デリバリーの売上を押し上げてきたのだと考えています。これからもお客様に喜んでもらえる商品を提供し続けていきます。」 

 

【取材協力】 

代表取締役 宋政民(ソウ ジョンミン)氏 

店名:韓国料理 マショマショ 高田馬場本店 

住所:東京都新宿区高田馬場2丁目8-4 2階 

記者:スマイラー特派員

乙丸千夏(テンポス広報部)