森下篤史
恋のキューピッドが、意中の人のハートに、恋の矢で射抜くと、相手はたちどころに、虜になってしまう。
人を使う立場になると、たちまち指示通りやってくれないという壁にぶつかる。
指示してもその通りやらないという前提に立たない管理者は、自分の部署の成績がイマイチの原因は、指示したらやってくれるだろうと思っているからだ。
どんな簡単なことでも、指示通りやる人はあまりいないと、思わなくてはいけない。
店長に「毎朝、朝礼時に、2人1組で対面になって、5分間トーク練習をしなさい」
一か月して、店長に実施状況を確認すると「はいやってます」と言う。
この指示は、朝礼時 2人1組 5分間 トーク練習 4条件をクリヤーして初めてやってますになるのだが。
実際は 月に何回かトーク練習をした。に過ぎない。
それでも、平気で「やってます」と言う
嘘つきの出来の悪い店長ではなく、全ての店長が「やってます」という。
本当は「やった事があります」に過ぎない。
なぜやらなかったのかを尋ねると「ああだこうだ言って、やれませんでした」の返事。
本当は理由などなく「やるつもりがありませんでした」か「やる気がありませんでした」が正しい返事だ。
こういう不逞の輩(普通の社員を意のままに動かすには、「花のピストル」で射抜くに限る。
ビジネスアスリート 森下篤史