後継者を育てる

森下篤史

後継者を育てるにあたって、
基本に忠実、臨機応変
受け身を練習してしてしまくって、試合に臨んだら、臨機応変に対応しなくて、勝てるわけがない。
基本に忠実も、臨機応変もどちらかだけでは、経営者になれるわけがない。
本を読む時に、時間がないにもかかわらず、最初から読み始めて、時間切れで全部読みきれない人、
話を聞いてなくても平気で、朝礼をする人。
話を聞いていても、伝わってないことが気にならない人。

基本に忠実タイプは、型通りやることが大事で、効果をあまり考えない融通が利がないタイプ
やれと言われたことを全部やるわけではなく、自分の判断で、出来る範囲でやる。
決して責任もってやっているのではない。
自分やると決めたことは、結果を気にしないで、続けている。

臨機応変な対応するのには、基本をキチンとマスターしている事が条件ですが、
臨機応変タイプは、コツコツと続ける事がにがてなので、積み上げていく、基本マスター出来ない。
コツコツやる人の2倍の速さで、途中までは基本をマスターするが、わかったような気になり、
何年経っても、わかったようなことを言うだけで、1つも基本をマスター出来ない。
ルールから外れた時は、臨機応変タイプは、なんとか乗り切るし、経営は予想外の出来事の連続といっても良い。
勢い 臨機応変タイプは仕事が出来るような評価になるが、
今のテンポスだったら、基本に忠実タイプが、圧倒的に重要である。
どちらが重要かは、今ある仕事の状況による。

後継者を育てるにあたって、基本に忠実タイプを揃えておいて、そのなかでも、臨機応変の動きの出来そうな人に、経験をつませている。
臨機応変タイプは見栄えが良いが、事業成長するにしたがい、役に立たなくなる時が来る。

ビジネスアスリート 森下篤史