ベンチャー企業の価値は変化にあるという事

日本人は農耕民族

この2000年の間に、日本人の特性が植えつけられた原因の一つに

農耕、稲作が、性格特性に大きな影響を与えているといえる。

土地の定着、稲作は連作障害がないことで、来年も、再来年も、同じ土地に定着することが出来た。

農作業そのものの特性

毎年決まった季節、細かなことをいえば、10日単位で種まき 取り入れの日が決まっている。其の週を逃すと収穫量が違ってくるのは、農業従事者なら、当たり前のことである。

肥料の量、一畝に播く種の数、どんな苗を間引いてどんな苗を残すか

全て、去年と同じようにきちんとやる。

精度の高い製品を作る体質はこうして出来上がった。

作物を作るのに、やったこともないようなものを作ろうものなら不作にでもなってしまうと、家族が全滅にもなりかねない。

結果、余分な事をしないで今まで通りやるに限る民族になった。

変化を嫌う習性は、こうして出来上がった。

狩猟民族

相手は生き物 昨日と同じ場所にいるはずがない。

今日はここに行ってみよう、明日はあそこに行ってみよう、行き先は、毎日違う。

同じやり方で獲物を狙うと、やり方を覚えられてしまう。

もっと遠くまで届く弓、もっととがった槍,効きのよい毒薬となり

同じやり方をしていた一家は獲物が取れなくて死に絶えちまった。

昨日とどのように違ったやり方をするかが、狩猟民族の特性になった。

肉食の欧米人の特性は、トライと攻撃である。

特にアメリカ人は、ヨーロッパで食い詰めて、村を捨て、国を捨てて、

全く見知らぬ土地で生計を立ててきたのであるから、同じ狩猟民族とはいっても、其の特性は際立っている。

国中がトライしている民族ばかりである。

我々テンポスは、ベンチャー企業。

会社が出来上がっていない、やってみる、うまくいかなかった、またやってみる、うまくいかなかったの、その繰り返し。

テンポス社員に要求されることは、無理ですと言わない、やって見なきゃわからんだろう。

やったことありませんと言わない、やったことないことしかやらない会社だ。

まさに狩猟民族のやり方をしなくてはいけないのが、ベンチャー会社だ。

農耕民族の日本人には、体質に合わないことをやらせることになる。

日本人には伝統品を作るとか、下請けで、きちんとやることが評価される仕事が向いているといえる。

テンポスは真面目にきちんと社員7割
企画立案型狩猟民族タイプ社員3割
これが、配分として最適である

森下ベンチャー企業ブログ