未だ商人道伝わらず
あさくま
蘇我店 真夏の10時5分まえ。外は暑くてたまらぬ。
ドアがあかない。ドンドンと叩いたらパートがドアを開けた。
店長も出てきた。
「オープン5分前なのになぜドアを閉めているんだ。」
「朝礼中にお客さんが入ってきてしまうんですよ。」
「真夏でクソ暑いのに、中にいれたらどうだ。てめえの都合で朝礼をやっているので、客を入れないのかよ。」
「「一人の客を増やすのにどれだけ苦労してるんだ、減らす分には簡単だ。一生懸命客集めをすれば、来てくれた客を見つけたらすっ飛んでって 暑い中あさくまにおいで下さり有難うございます、5分で準備完了しますので、こちらで朝礼をご覧になって居てください。」
一生懸命でないから、客がきても嬉しくないんだ。
テンポスの勉強会が終わった。6人
「皆んなで焼き肉食いに行こうよ」
「焼き肉、昨日喰ったばっかです。」「焼き肉はあまり好きではありません。」
「いいですね~」か「残念です!」以外の答えをしてはいけない。
会話は、事実を伝えてはいけない場合があることを知らないと、本人に悪気がなくとも
「喰ったばっかです」などと言うようになる。
応用編
俺の友達の話
半田店に4時15分に行った。
あさくまは、サラダバーを利用する客が80%だ。
店長がでてきて「サラダバーは5時からです。」
何にも間違ってはいない。事実を伝えただけだ。
但し商売になってはいない。
子供時代を経て、成長する過程で身内との会話を通して、事実を伝えるだけで大人になってしまったひとは、コミュニケーション力を養ってこなかった。
聞いた相手がどんな感じを受けるか理解できない。
「サラダバーをご利用でしたら5時からですが、ちょっと時間がかかりますが大急ぎで準備をしますのでお待ちいただけますでしょうか。」
「サラダバーは5時からです」とは受けての感じ方に圧倒てきな差がついてしまう。
この程度の店長が揃っていて、185%アップできるということは、簡単ではないが伸び代はいくらでもあると言える。