毎日資金繰りに追われて本来の仕事ができないよ。本来の仕事をしなかったから資金繰りに追われるように

あさくま幹部会
千葉おゆみ野 イオンモールにあさくまキッチンと言う、客単価の低いニューバージョンの店をオープンした。
30坪で850万の売り上げだから、立派なもんだ。
オープンの予想売り上げを超えていたから、関東の各店から数名が応援に出向いた。てんてこ舞いではあったが、何とかこなせた。
現場指導者よりも、経験のある店長が応援に出たので、その場その場で気がついた事を夫々の経験者が教えた。
「いろんな人が指示をするので、現場は混乱してやりにくかった。責任分担を決めてないと、誰の言う事を聞けばいいかわからないという人が多かった。」
「てんてこ舞いではあったが、乗り切ったんだよな」
「はい!やり遂げました。」
「不満か?」
「不満ではありませんが、責任分担をはっきりさせてせおけば、もっとスムーズにこなせたと思います。」
「指示が明確ならば、混乱なくやれるというのかい。」
「はい」
「じゃあ聞くが あさくま既存店の店長は、毎月混乱するような指示を受けてはいないよな!」
「オープンではないので、普通の会議決定事項の遂行があるだけですので、混乱するような事はないです。」
「混乱してないならスムーズな運営ができていると言うのかよ!」
「混乱はないと思います」
「混乱がなくスムーズなら、実績は文句無いか」
「・・・・・・・・・・」
「黙ってないで答えろ!」
「実績は混乱とは関係無いです」
「混乱は有るよりない方が良い。よーく聞け。愚か者はいつでも、目の前の不都合がなければ 、もっとうまくいきますと言うんだよ。愚か者の言う事を間に受けて、如何にも解決しなけれはいけない重要事項のようなことを言うんじゃない。確かに、役割分担を明確にしておく事は大事だから、誰が何をするかを決めて置いた。組織上のことは解決しておこう。
今お前に教えておきたいのは、問題解決ではなく、リーダーは、見えていない事実を掴むようにしろってことだ。
資金繰りに追われて、1ヶ月の内7割りが金策をしているという社長が、「まともなしごとができなくて、仕事にならぬ」と言っていた。
如何にもその社長は、金策をしないで済めば、売り上げ利益のある会社にするっていうんだろっ!
金策を一年も二年もやり続けていたわけではなかろうに。
二年前 三年前の金策をしないでも良かった時に、何をしていたんだよ。
昼はゴルフにいって、夜は飲み屋で歯ぐきが出ているとも知らないで、熟女の厚化粧のケツを撫でていて、あっと気がついたら、歯ぐきのきたなさに気がついたんではなく、あっと気がついたら、資金繰りに追われるようになったんじゃないのかよ。
それが、よく言うよ 資金繰りに追われてまともな仕事ができないだなんて。

新年の抱負
「 今年は自分らしくのびのびやります」
やめてくれっていうんだ。のびのびやってどうすんだ、自分らしくやるとどうなるっつうのよ。
琴を作り続けて50年、のびのびやってランないよ。緊張とストレスで、一つ作るとグッタリする。
「自分の気に入ったように作れるのは50年の中でもいくらもないな~」
そう思うよ。
琴作りは、おんなじ事を40年も50年もやってるが、俺たちのおかれている環境は、競争社会、自分の努力が評価されるわけでは無い。自分が頑張ったか、かなり頑張ったか、そんな事は全く意味をなさない。
その努力が他社より、チョット優っているか、その頑張りは客が認めてくれたかにかかっている。
琴造りよりむつかしいのは、客の求めるものが変わってしまう。競争相手はもっと良いものを提供する。常に変化する。
今年も頑張る、去年よりも、来年はもっと頑張る。そのがんばりを、客が認めてくれるように。
仕事を極めようと取り組んで来たが、未だ道半ば。其のかん、いい人がいない、資金が足りない、
時間がない。あっちを満たせばこっちが足らず。
満足の行く状況で仕事がやれたということは一度もない。
つまり 仕事をするということは、何時でも何か足りない、有るのは障害。そんな中でやるのが仕事。
のびのびやりたいと思ったとしても、そんな時は一生に一回有るかないかだよ。
戦列を離れてみな!のびのびやる事はなーんも価値がない事に気づくから。
のびのびは苦痛になる。そのうちに目が死んでくると、苦痛から開放され、間の抜けた人の良い田吾作になる。そうなると、のびのびは苦痛にならなくなる。

サムエル ウルマン
青春とは 安きにつく気持ちを振り捨てる冒険心いう
としを重ねても人は老いない。理想を求める心を失った時人は老いる。

易きにつく気持ちを振り捨てる冒険心とは、「安心安全、平穏、楽をしたい。」こうなりたいようではだめだ。って事!

これは老いてからゆっくり求めろ!
若くして 安心 平穏 楽をしたいと思う人は、心が老人だ。