働き者と向上心のある人は同じか?

森下篤史

あさくま2000人のパートに報奨金を払ったら、実績が上ったか?
報奨金を払う前の平均、獲得数が1000件だったものが、
毎月100万の褒賞金を、上位者20人に支給した。
その結果は前々回の報告にあるように、実績は報奨金を支給してもしなくても、6ヶ月全く同じだった。
上位50人の個人面談の結果
目標に向かって努力した人は、わずか8人 8/2000=0.4%
残りの42人は、責任感の高いエネルギーの高い働き者で、目標とか、挑戦をする人達ではなかった。
目標に向かって挑戦した人8人のうち、報奨金を狙った人は5人 3人は競争、評価されると、腕試しして、自分の力を確認したい人であった。
この3人は自己の記録が伸びるのが嬉しくて走っているマラソンに似ている。
つまるところ、報奨金目当てに努力する人は、わずか5人 5/2000=0.25%
報奨金は、効果が無いことが分かった。
報奨金はぶら下げた「人参」でなくて、ありがとうねの意味の「お礼」とした。
テンポス、あさくま程度の事業に従事する人達の大部分は、
会社の目標興味なし 会社将来少し興味ある、ボーナス、給料が上がるのは嬉しいが、それを目標に叱咤激励されるのは、嫌だ!
そうかと言って、怠け者では決して無い。

2000人中の8人こそが、将来の夢を語り、明日を作る人達であるが、
この人達はみんながエネルギーの高い働き者かと言うとそうでも無い。
夢を語り合える人と言うだけで、努力がたりなくても、夢を見る人だと言うことも多い。
この人たちには、常にちょっと努力しないと届かない目標を一緒に設定して、常に到達どあい
を喜ぶ合わないといけない。
ただし 5~6年で8人のうち、4人残れば大喜び。

経営者は自社の人材の質を見て、動機付けて、トレーニングをして、一緒に喜びあいながら、残ってくれた人と、会社を作っていく。

良い人を取るとか、給料を上げてやる気を出させるとかは、また明日。

ビジネスアスリート 森下篤史