【ラーメン街道】MENクライ@浜松町/大門レポート

2021年2月14日 MENクライ@浜松町/大門

2021年2月8日、北品川にある人気行列店「中華そば 和渦 TOKYO」の2号店がオープン。

当初、「面食らう」の当て字かと思ったのだが店頭に行くと暖簾に「麺食らいやがれ」と書かれていた。ダブルミーニングなのかな?

1号店のウリはこだわりの清湯スープだが、2号店のウリは純手打ち自家製麺。最近、少し増えつつある手打ちかと思ったら、この太さが半端ない。

いや〜驚き。「麺と未来」(日陰@新川崎も同様)という異例の太さのお店はあるものの、それに次ぐくらい太い。普通の手打ちの感覚で食べに行くと、麺を持ち上げて驚くことになる。1号店はトッピングもおいしいので、2号店ではチャーシュー(国産岩中豚吊るし焼き)もワンタン(ピロピロだが餡もしっかり)も味玉(色濃い目に煮込んであるが中は半熟)も入ったメニューにした。

醤油ラーメンのスープは浅蜊、鶏、豚、真昆布など。奇をてらわず王道で勝負。ちなみに別メニューのいりこラーメンは、伊吹いりこ、鶏、豚など別取りなのでこちらも食べに行きたい。かえしは七福有機白醤油などを使い、メンマは福岡のタケマン製。

場所があまりよくない(元「中華そば 琳久」の跡地)が、既に並びができるほどの人気店だ。今のところ、昼しかやってないので行く人は要注意。

店名:MENクライ (メンクライ)

住所:東京都港区芝1-3-4 山谷ビル 1F

記事執筆

大崎裕史(おおさきひろし)氏

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2021年5月末現在約13,500 軒、約27,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)などがある。