【名古屋 マリノ】コロナ過で売上ダウン。安売りするのではなく付加価値をプラス

大人気のピッツァビュッフェ!再開しました

イタリア人が人生を楽しむのに大切にしている3つのこと。マンジャーレ:食べて」「カンターレ:歌って」「アモーレ:恋をする」。何をするのにもまず自分が楽しむ。そうじゃなきゃ周りを楽しくするなんてできない!飲食に通じる部分がきっとあるはずです。

イタリア製の石窯で提供する焼きたてピッツァ! 色んな料理と一緒に楽しめる 

 株式会社マリノは、喫茶店でスタートした会社だ現在はもっと多くの人にイタリアンを楽しんでもらいたいとイタリアンレストラン全国展開している。イタリア製の石窯で提供する焼きたてピッツァ絶品だ。  

 

マリノのピッツァはローマ風とナポリ風のいいとこどり。ピッツァが主役のナポリ風だとそれだけでお腹がいっぱいになってしまうが、マリノでは、もっと食事を楽しんでもらうために、生地は薄く食べやすいようにイタリア製の窯で焼きあげている。ピッツァはサックリもちもちから、いくらでも食べられまうのだ 

 

イタリア製の窯で焼き上げる。窯の前に立てるのは社内規定をクリアした従業員のみ。

ピッツァは工場から出荷された生地を店内で発酵させ、オーダーが入ってから生地を伸ばしトッピングして焼き上げる。しかし、窯の前に立てるのは社内規定をクリアした従業員のみ。お客様に最高のピッツァを提供するためのこだわりであるちなみによく見るピッツァ生地を手で回しているシーンだが、パフォーマンスだけでなく、手で回した方がより美味しくなるとのこと。遠心力で回して生地を伸ばすことによって、手で伸ばすよりも生地が潰れずにサックリと焼きあがるのだ。 

コロナ過で売上ダウン。安売りするのではなく付加価値をプラス 

コロナ過店内での食事提供が難しくなった時にも気軽に自宅で美味しいピッツァを楽しんでもらいたいと、「マリノテラス」と銘打っテイクアウトブースを作成路面店ではドライブスルーまで作った店舗もある。水野社長のスピード感と行動力にはいつも驚かされる。 

 

イタリアンレストランなのに、フルーツビュッフェ!? コロナ禍でのお客様に楽しんでもらう仕掛けとして開始。

インテナントではイベントスペースでの販売を行い、多くのお客様から好評を得たしかし、売上が少ないからといって集客するために、安売りするのでは価値が下がってしまう。そこで、こんな時期だからこそ食事を楽しんでもらうためにとフルーツビュッフェをスタートした。地元の市場から自社便で店舗に配送。その場でカットして提供するスタイルがお客様に大好評だ。お客様も楽しめるし、地元の市場も潤う。素晴らしい試みです。 

より多くのお客様に楽しんでいただくために。通販と地場のスーパーへの卸を実施 

コロナ対策しっかりと行ってはいるものの、店舗への来店に抵抗があるお客様もまだまだ多いそんな方々にも楽しんでいただくために何かできないか。そんな想いから冷凍ピッツァの通販とスーパーへの卸販売をスタートした。店頭への陳列には抵抗があるかと思いきや、マリノさんならと快諾してくれたスーパーばかりだったそう。しっかりお客様と向き合ってきたからこその結果です。 

 また、店舗限定にはなるが、バイクや自転車でのデリバリーも行っている。さらに、現在キッチンカーの製作も進めており、イベント会場やスーパーの駐車場などで販売する予定。ゆくゆくはピッツァ窯を搭載する構想もある店舗に来られなくても食事を楽しんでもらう試みは、今後も続けていく。 

 すべてのチャレンジは、お客様という“恋人”の心を離さないため 

株式会社マリノの経営理念「恋・愛・気・分」。お客様という“恋人”に、毎回同じ話をしたり、同じプレゼントを渡したりしていては、すぐに飽きさせ、心が離れてしまう。そのために演出や接客、味や素材など、変化を恐れずチャレンジする!あくまでもお客様のことを考えている姿勢が伝わってくるし、全ての接客に関わる人に言えることではないだろうか。 

 

今後店舗100店舗、売上高80億円、経常利益6億円、中長期では売上高100億円を目指しているとのこと。FC業態としても「やっぱり!ステーキ」を皮切りに店舗を増やしていく考えだ。フランチャイザーとしても展開を考えているそうで、ご興味のある方はいかがですか? 

記者:スマイラー特派員

長谷川宗平(テンポス春日井店)

 

取材協力 

株式会社マリノ 

事業本部 営業企画部 部長 加藤 雅也氏 

愛知県名古屋市名東区上社四丁目45番の1 

TEL 052702-1100