常日頃から美味しいものに目がない私は、大衆居酒屋から予約困難店まで足を運ぶ若干27歳のしがないOLだ。そんな私が、ここ最近様々な飲食店に足を運ぶ中で気づいたことがある。それは客単価の高い低いに関係なく「このお店また行きたい!」と思うお店の共通点は「接客」にあるということだ。
最近行った会員制の焼鳥屋さんでのこと。ふとした拍子に箸を落としてしまい、「新しい箸を貰おう…」と思って振り返った瞬間、後ろに新しい箸を持ったスタッフさんが。私は驚きのあまり、割と大きめの声で「うわぁ!」と言ってしまった。箸を落としたら新しい箸を渡す、これはスタッフとしては当たり前のこと。でも、このお店の気配りのすごさを感じた瞬間だった。
「もっとこうしてくれれば良いのに…」というエピソードもある。とある海鮮が売りの居酒屋に行った時のこと。メニューに「本日の刺し盛8種」とあったので「今日は何のお刺身ですか?」と聞いたところ、「分かりません」と返ってきて、少しがっくりしたことがあった。
これらは1エピソードにすぎないが、「おいしかったね、だけど」というマイナスの感情で終わってしまうのか、「周りに勧めたい」思えるかどうかは、お客様の期待を超えられるかどうかだと私は考える。だけど期待は大きく超えなくてもいい。小さな「期待を超える」の積み重ねが結局は「また行きたい!」に繋がるのだから。
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Instagramアカウント名:ひやむぎこ🍳東京グルメ
外食業界で働く27歳、インスタ大好き独身女子。ごはんの写真をUPしています