森下篤史
やらされる会社と、自由にやれる会社 どちらが売り上げ、利益が上がるか。
飲食店でいえば、フランチャイズ店と個人店を比較すると、閉店数は個人店はフランチャイズ店の100倍あるが、店舗数そのものは、個人店はフランチャイズ店の10倍あるので、閉店比率は、自由にやれる個人店は、言われた通りにやらなければいけないフランチャイズの10倍閉店している。
あるレベルまでは、言われた通りにやる方がうまくいく。
テンポスレベルの社員は、言われた通りにやれない。これが普通の人ってこと。
普通の人の子供時代、
宿題をやらない。提出物を期限までに出さない、親に印をもらって来いと言われて忘れる。集合時間に遅れる。教室の掃除は手抜き。
授業は聞いてないので学力が低い。馬鹿だけど、頭が悪いのではない。集中力がない。継続出来ない
つまり 言われた通りにできない。
基礎を身につけることが困難なので、仕事をしても、問題が発生すると乗り越えられない。
仕事は、予想外のことばかり起こる。その一つ一つ乗り越えなければいけないが、適当にこなしてしまうので、本物にならない。
この普通の人達が、自由にやったからといって、成功することは少ない
困難を乗り越える、努力が続かなくて、途中で諦めてしまうから、成功することは少ない。
普通の人は、言われた通りにやるのが、成功への近道である。
それが、チェーン店である。
ビジネスは競争が未成熟な時は、普通の人でも上手くいくが、成熟してくると、言われた通りやらないで、基礎を身につけてない人は、落ちこぼれてしまう。
ここから更に次のステップに登るのには、いつまでも言われた通りにしかやらないのか!
のレベルになる。
情報を集めて、取捨選択して、トライしてだめ、トライしてだめを繰り返して、なんとか成功する。
常に自分の頭で考え、やり続ける。
人を使う立場の人間は、主体的な取り組みをさせていますとか、全員参加などと綺麗事をいうが、
従業員のレベルをよく見ないで、十把一からげにして、自主性を大事にするなどと、言い始めたら、もうおしまいだ。
ビジネスアスリート 森下篤史