森下篤史
幹部の役目
5~6年かかって出来ないことが、45日で出来た。
中古食器の値付けが徹底できなくて、
店頭の平均単価が低かった。
食器売り上げの低い店が値付け単価を引き下げていることが分かった。
原因を店長、マネージャーに聞くと「担当者が中古食器の適正価格を知らないから、自分勝手に値付けしているからだ」という。
確かに知らないから安い値段を好き勝手に付けている。
何故知らないのかと問えば
教えてないからだという。
商品部にただすと、「冗談じゃない、各店を回って、実物を見せて価格の付け方を指導している 2/3の店舗は適正な価格が付いている」
つまり知らないのは、覚える気もなく、聞こうともしてないだけで、安値を付けている人は、各店に1人いるはずだ。
店頭単価が安い店を挙げて、値付けした1人づつ実名を挙げろ。
その人達に言いなさい
「5年10年努めてはいるが、あなたは 知識もないし、意欲もないから、食器売り上げが低い。然も値付けの指導を受けているにもかかわらず、聞こうともしれないで、勝手に安い値をつけている、
あなたの店では年間150万の機会損失をしている。
これは、レジの金を盗んだのも、横領したのも同じ損を与えている。
あなたが悪い！」「すみませんでした」と言わせて、40日間で店頭の不適正単価が是正された。
会社の年間利益2000万に相当する。
幹部社員への戒め
大学 の教え
聚斂の臣あらんより、寧ろ盗臣あれ。(しゅうれんのしんよりもむしろとうしんたれ)
権限のある者が、手抜きで儲け損なうくらいなら、会社の金を盗む社員の方が良い
ビジネスアスリート 森下篤史