やれって言ったてやらない人を使う。

トレーニングしなければと思っても、その方法が分からなくて、トレーニングができない店長エリアマネージャーが大半だった。
例えば、ブッフェの皿にのっている食べ物の量が50%くらいになったら、即座に補充する店は、売上が良いというデータがある。
50%より減っても、なかなか補充しない店は、微妙に売上が下がってくる。
ビッフェの皿に盛り付けられた食べ物は、50%以下になると、人が食べ残した皿の物を食べるような感じになり、汚くて、みすぼらしくなる。
じゃあ、どういうトレーニングをすれば、50%の皿に、即座に補充できるようになるか。こう聞いたら、
全員が気がついたら、補充する様にするという。
気がつかないから、補充しないのに、気がついたら補充できるようになるわけない。
次は、担当を決める。決めた担当がやろうとしないのに、担当を決めればやるとおもっている。
時間を決めて補充させるという。
コレは二つの問題がある。 1つは客の好みで、早く減る商品もあれば、売れ行きの悪い物もある。
にもかかわらず、時間を決めて補充すると、皿に少ししか残ってないのに、時間がこないのて、補充しないことになる。
2つめは、時間を決めれば、時間がくると、やると思ってしまっているところに問題がある。
時間を決めても、その時間に補充しない人達に、どうやって時間がきたらやる様にさせるかがないから、やりっこない。
担当を決めるのも、時間を決めるのも、決めればやるとおもっている。
決めたくらいではやろうとしないから、どうやってやらせるかがない。
補充の仕方を教える。
お前らは馬鹿か、補充くらいやり方を教えなくたってできる。
減ってきた皿を持って厨房に行き、皿をテーブルの上に置き、こぼさないように注意しながら
入れる。
こんなことを教えるってか、バカバカしい。
左右を見ながら、首を振りながら歩くトレーニングをすると言った馬鹿チンがいた。首を振るのがうまくなったって、皿のチェックなんかできないよ。

トレーニングの結果、何が出来るようになればいいか。
皿に盛り付けられた食べ物が、少なくなったかどうかを、気にするよう癖をつけることだ。
癖をつけるのだから、注意してやったんじゃあ癖がついたとはいえない。
意識しないで出来るようにしないと、癖がついたとはいえない。
自転車に乗るのに、バランスを取ろうとするか。
そんなことを考えなくてバランスを取れるようにするのが、癖がついたと同じことだ。
自転車に乗るのに、100時間練習したとする。
乗れるようにならなかったら、何時間練習したと自慢したってしょうがないだろうよ。
しかも乗れるようにならなかったら、その100時間は「むだ」
一つ一つ獲得できるまでやらずに、あらゆる事を中途半端にしておく。
努力した事を自慢するのは、小学二年生。
30才 40才 50才と、一つ一つできるようにしてきた人と、中途半端にしてきた人は、年齢を経るに従って、とてつもなく大きな差がついてしまう。

補充出来るようにするには、意識しないで皿の中が減ったかどうか見るように癖をつける。
店長が15分おきに「山田さん、補充チエック」又15分したら「川村さん、補充チエック」
又15分したら「横井さん、補充チエック」
ホールに3人居れば45分おきに「山田さん補充チエック」と呼ばれる。
1日一人4回「山田さん補充チエック」と呼ばれる。
山田さんが補充チエックの癖がつくまでに、10回やるのか、20回やるのか。
何回でもよい、癖がついたかみて、付いてなかったら「山田さん補充チエック」という。
その店長が「山田さん補充チエック」川村さん補充チエック」と言えない。
たまに言うだけでは、山田さんは補充チエックの癖はつかない。
店長が5分おきに山田さん補充チエックという癖がつくまで、
エリアマネージャーが、店舗指導に2日に一回に店を周り、
「店長山田さん補充チエック、と言え」を15分おきに「店長、補充チエックと言え」
1日で、10回は「店長山田さん補充チエックと言え」と店長が癖がつくまで、エリアマネージャーが言う。
そのエリアマネージャーが店長山田さん補充チエックと言えと言わないから、月二回
俺がエリアマネージャーに同行して、「店長に補充チエックと言わせろ」
俺の仕事は、エリアマネージャーが店長に補充チエックと言えという癖がつくまで続けていくことだ。
ああバカバカしいこった。