森下篤史
普通の人 特別優れてないが、出来が悪いわけでもない人
普通の人に仕事をやらせると、真面目にやっても、出来映えは合格とは言えないが、不合格と決めつけるほどでもないレベルで終わる。
とりあえずの合格を1.00とするなら、
普通の人がやる仕事の出来映えは、合格とは言えないレベル0.99とする。
1.00と0.99は見た目にはほとんど合格と同じ様に見える。
毎日0.99レベルの仕事を100日続けると、0.99×0.99×0.99…….=0.366
わずか36%程度の出来上がりになってしまう。
普通の人に仕事を依頼しても、出来上がりのチェックをしないと、次第に出来上がりがわるくなる。
普通の人を店長にして、店の売り上げが下がってくるのは、手抜きをするわけではなく、合格レベルの1.00とほとんど変わらない0.99レベルを毎日続けているからである。
普通の人を店長にしたら、マネージャーが報告を受けてチェックをする必要がある。
なぜ売り上げが下がったかの原因を探すことは不可能である。
手抜きをしたわけでもなく、真面目に働いてくれているのであるから。
ビジネスアスリート 森下篤史