【いてての法則】もう無理!って時が成長するかどうかの分かれ道。


一人っ子で受験勉強をしている子供がいる。
夜10時くらいに母親が紅茶とケーキを持っていき、「遅くまで頑張ってるね、風邪引かないように、暖かくしてね」という。
息子は、「うん、ママ、もう1時間頑張ったら寝る。」という。
そんな上品で育ちの良いやつを採用したらどうなる。
ちょっとのあいだ頑張ってなんとかやり遂げると、上司を目で探す。
折悪しく上司がほめてくれないのが3回も続くと、悲観して辞めてしまう。
精神がやわで、何かあるたびにいててにぶつかる。
家ではパパやママが見ていてくれたから、ころぶとすぐ「赤チンつけ
ときな。」と飛んでくる。
会社ではいちいち一人ひとりを見ていられない場合がある。
その時に本人にとってはその程度でも『いてて』になる。
先輩はつらいことでもそれを乗り越えさせてやらなければならない。
今の日本人は皆へなちょこで、そんな者を面倒見るのはばかばかしい限りだが、
それが今の日本人だとすれば、バカバカしいなど御託を並べてないで、乳飲み子を抱えてやるように、扱わなくてはならない。
それぞれの段階でアホらしいようないてての位置はすぐにくる。
そんな程度でも、育てようと突き放しながら面倒見てると、育ってくるもんだ。

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森下篤史