懲りない脱走犯

 脱走犯の鏡だよ、まったく。

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犬 豆柴14歳。脱走をくりかえし、今週はもう2回。庭に放し飼いにしているのだから無理もないが。
脱走のたびに考えられる所を全て塞いでいる。
もう逃げるところはないと思っても、別のところから逃げてしまう。
もっとも本人は逃げているつもりはなく、一人で散歩の途中、あるいは帰宅途中に捕まっちまっただけだと言っている。

田舎に帰るたびに放し飼い。散歩は一匹で二~三時間野山を自由に飛びまわっている。
奴には東京と天竜の山ん中の区別はないので、こんなことになってしまっているのだと思う。
これだけの対策をものともせず、工夫に工夫を重ねる向上心・絶対に脱走をあきらめない挑戦意欲。

これだけの人物はわが社では役員の中でも居るかいないかである。
この脱走犯の挑戦意欲は社長級であるといえる。