教えてSmiler!スーパー店長と普通の店長はどこが違う?

店長になってまず頭を抱えるのが、パート、アルバイトのシフト管理ではないでしょうか。

売上予算、損益分岐点、使える人件費の中から目標達成に向けてシフトを組んでいくのですが、人手不足のためモデルシフトさえ組めないという状況に陥っていませんか?

そこで紹介するのはオープンして5年、売上が落ちてきたカフェです。立て続けに飲食ビルが3棟も出来たため、今やシフトを組むにもその日に出れるスタッフを集めるのに一苦労。そこで立て直しのために実力店長Sさんが異動してきました!

ここでは、S店長がやったことを2つご紹介します。

① ミーティングで仕掛ける!

ミーティングでは必ず2人1組になって相手の長所を3つ発表するようにしました。するとどうでしょう、「来店客に気付くのがいちばん早い」と褒められた本人はますます来店客に注意を払うようになり、他のスタッフも彼を見習って来店客への対応スピードが速くなりました。褒める目的はスタッフの「長所や行動を強化すること」です。スタッフの行動の良いところを全員で評価し、共有すればおのずとチームワークも良くなり、スタッフ全員が進んでミーティングに参加するようになったそうです。

② スタッフをあおる!

売上をさらに上げるためには店のQSCオペレーションを最高にする必要があります。そのためS店長は忙しい金曜日と土曜日はベストメンバーでピークに備えることを決めました。同時に、何度も繰り返し「金と土はベストメンバーで行くぞ!」とスタッフに声を掛けます。するとどうでしょう、週末にシフトインしたスタッフは「ついにベストメンバーに入ったぞ」と感激するのです。ほかのメンバーもスタメンに入りたくて、さらに良いサービスを提供できるようお客様に気配りするようになったそうです。

店長が最初にやらなければならないこととは何でしょうか?そうです、方針を定めることです。S店長の場合は「お客様を待たせないサービス」を方針としました。100%の営業を目指し、95%では不足、105%では過剰。100に1つ足りないのはゼロと同じという考え方なので、99%でもダメ。このような妥協をゆるさない店長の姿勢がいっしょに働くスタッフを動かし、シフトが組めないという悩みなど起きない職場を作ることができたのです。

いかがでしょうか。店長には管理能力以上にコミュニケーション能力が求められていることがご理解いただけたでしょうか。店の方針を明確にし、コミュニケーションをフル活用すれば売上を150%アップさせることも可能なのです。