自分の本当の仕事は何か、考える

引き上げた食器を磨いてる人に聞いた

「あなたの仕事は何んですか?」

「私は閉店した店から、食器やら冷蔵庫やらを、引き上げてきて、洗って修理しています」

店で食器に値札を貼っている人に聞いた。

「あなたの仕事はなんですか?」

「私は、引き上げてきた食器に値札を貼って、陳列しています」

店内で客に商品の説明をしている人に聞いた。

「あなたの仕事はなんですか?」

「私は店員です。販売の仕事です」

どの人の答えも間違ってはいない。

店頭に立つとお客さんが、ニコニコして「こんなに良いものが、この値段だなんて」と

毎日何人かのお客さんが言ってくれる。

食器を洗っている人も、値札を付けている人も、売る係りの人も、  よぅく考えてみてくれ。

もし、私たちが閉店した店に行って、ホコリだらけのうす汚れた食器に目をくれず帰って来たら、その食器は踏んづけられて、粉々になってゴミになる。

閉店した店の厨房は、腐った物が散らばって、慣れないと吐き気がする。

その店で、貴方のその手が食器を持ってきたから、店頭に並びお客さんが使ってくれる。

引き上げる人も、値札を貼る人も、店頭で説明する人も、一人一人が、この食器を使ってれる人は喜ぶだろうなぁとの思いがつながって、初めてお客さんの手に渡る。

私達は「物に生命を与える」仕事をしている。

名医が心臓の手術をして、家族が涙を流して感謝する。

まさに!私達の仕事は物に生命を与えているといえる。

さあ帰って、友達や家族に言ってくれ「私の仕事は医者と同じだと!