蒲田のドラッカー。
会社は理念があって、其の具体化のために、いつまでに何をやるかを明確にする。
ドラッカーのみならず、経営の本には大概そう書いてある。
確かにいつまでに何をやるかが、はっきりしていなくて、人が動くわけは無い。
目標管理
1 イノベーション
2 マーケティング
この2つは、経営者が、自ら、判断、意思決定を、する。
3 資金
4 人材
5 商品
6 社会貢献
7 効率
8 利益
ややもすると、予算として、売上や利益が第一になりがちだが、利益を第一の目標にしては、いけない。
顧客の創造のために会社がある。
そのために利益が必要なのであって、利益を目標にして、会社があるのではない。
但し、利益を出し続けることは容易なことではない。
我々の努力は頑張り続けると、成果につながるわけでなく、常に客が評価しているか、
競争他社の動きはどうか、つまり市場の中の自社の観点を忘れると、
一人よがりの努力になってしまう。
努力の割りに、成果がでない時は、市場の視点で、自社の政策を見直す必要がある。
それくらい、利益を出し続けることは難しい。
毎日売上だ、利益だ、と言っているうちに、利益が目標になってしまう。
其れくらい難しい利益をあげるために、6を除いたテーマを目標に掲げておけ。
1~8の目標を明確に作らなくてはならぬ。
其処にエネルギーが集中することになって、半分仕事が終わったようになる。
日常 部下に指示をだす。
当然、目標つまり、いつまでに何をどうせよと。明確な目標である。
蒲田のドラッカー
テンポスにおいて目標管理がうまくいかなかった理由。
テンポスの社員の大部分は、小学校中学校高校と、都合12年間、「夏休みの友」を
9月1日にやっていない。
夏休みの宿題も、親に手伝ってもらい、何とかしのいだ。豪傑になると、先生が怒るのをやめてしまう程、
ぬかに釘。
期日と内容がこれほど明確な目標を、12年にわたって無視してきた人を採用しておいて、
1年か2年、ちょこょうこっと、覚えてきたような目標管理などを振りまいたくらいで、
やつらぁが、実行してくれる訳もない。
12年目標を無視し続けた豪傑は、「指示されても、やりませんからね!」と言う暗黙の了解があると思って、
入社しているのであるから、「あれだけ、きつく、言ったのにとか、言ってありますから、」などという
部下の管理なんてありっこないことを認識しなくてはいけない。
そういう人たちと仕事をして成果をあげるためになにをするか?
「夏休みの友」を、どうやってやらせるか。