暴力で教育できるとは思わない。などとわけ知り顔でものをいうのはむなしい。
「そんなことは当たり前」
体制をどうするかは、識者と文部省の管轄。
生徒はどうすれば良いが、全く聞こえてこない。
イジメを無くそう!は聞こえてくるが、いじめられている生徒に呼び掛けたり、生徒自身が身を守るための方法を、継続的に教えたりトレーニングをしていることは、まるで聞こえてこない。
空手の道場にいけなどと誰も言わない。先生も校長も教育委員会も助けてくれない。イジメをなくそうっつったって、減ってはいるがなくならない。
にもかかわらず、仕返ししたりやっつけてしまうことはおしえない。
暴力を教えるなら、虐められて自殺させた方が良いと思っているとしか、思えないぐらい、戦い方は教えない。
ガキに根性がなかったら、親父が出てってバット持って苛めっ子の家庭に乗り込んで行って暴れてこいとは、誰も教えない。
理性的に法的にやってる間、虐められている子供はどうするんだよ。
10年以上も前になるか。
東京湾で、イージス艦と漁船の衝突事故があった。
どっちが悪い、主にイージス艦が悪いとの論調の記事が多かった。
その事故は、校庭にトラックが乗り入れた。校庭がイージス艦でトラックが漁船。大小の比較はそんなとこだ。
どっちが悪いと言ったって、「身を守る」見地に立てば、これからは、漁船はどんな運航すれば安全かが大事なことで、ドデカイイージス艦が悪いと言っても、漁船はぶつかればパー、明日はない。
子供に交通安全教えるなら、ルールもさることながら、酔っ払いのトラックが暴走することもあるその時どうする、どう対処するを教えないで、それはトラックが悪いと教えた処でどうにもならぬ。ルールを守りましょうばかりでは、自分の身は守れない。
「日揮」の事件は痛ましい結果になった。
「訳知りの識者」は、従業員は、身を守る術もない。くにや、会社に安全管理を、もっと厳重にやらせないと危ない処へは行かせられない。
確かにそうだ。国と会社に何とかしてもらおう。然し
そこのとこばかり声が大きいので、
弱い従業員の声を代弁しているつもりで、叫んでいるが「馬鹿言ってんじゃないよ」
お前たち「識者」が代弁してマスコミを動かし、弱っちい日本人を作っちまったってことに気がつかないのかよ!
「日揮の社員に聞いて来い」
大部分の社員は、会社を背負い、国を背負い、危険を承知で、世界に躍り出ている。しんでも良いなどとは誰も思ってはいない。危険は判っている。然し「誇り」が有る。
マスコミは、「日揮」の社員の中でやっと見つけてきたやる気も無いような奴にインタビューして、「危険なとこは行きたく無いです」
テレビの力は恐ろしい。
「危険なとこには行きたくない」と言わせて、無理に行かせているように報道し、「息子は戦場に送りたくない」などと言う母性愛だけの「母」に刷り込んでしまう。
結果「リスク」を避ける軟弱な国民を作ってしまう。
国を背負い、会社を背負うとは、リスク背中合わせは当たり前。これこそが男!これを大事にしなくて、お前の人生なんぼのもんだ!
かくして、馬鹿かかあと、馬鹿マスコミに動かされ、安全が確保される迄「日揮」の社員を行かせてはいけない。などとなりかねないくらい、今の日本は「安全第一」
「棒倒し」って知ってるか。30年も前の運動会では、当たり前の競技だった。
今はやらせない。危険だからだ。
「帽子取り」もない。2チームでヨーイどんで、相手チームの帽子をたくさんとった方が勝ち。
格闘技そのもの!危険だからやらせない。
我が家の子供達も孫たちも、テーブルから落ちたものは食べようとはしない。汚い、病気になる。
「危険」だってよ。
家族でテーブルを囲むと、落とした物を食ってるのは俺だけで、女房、子孫はテーブルの上のものを食って笑ってる。
働き者の俺が何で拾って食わなきゃぁならないのだと、叫んでも聞いてるやつはいない。お父さんは変わり者だから!
やらせとけばいいのよ!
ふざけるな!
お前たち迄もが「安全第一」かよ。
日本はダメだ!もうおしまいだ!
だけど挫けないよ。未だ35年はある。