特派員記者 長谷川
今回も取材の依頼が舞い込んできた。季節も年末に近づき、顔を撫でる11月の風が心地良い。お気に入りのライターで煙草に火を着け、目的の場所に足を向ける。紫煙を燻らせながら今回の依頼をどう熟していくか考え、ふと頭を過る。そういえば健康診断で中性脂肪がヤヴァイ数値だったな・・・
どうも!特派員の長谷川です!数値はともかく元気です(笑)今回は春日井店から車で5分の場所にあるラーメン屋さんに取材に伺いました。立地の条件やイベントの失敗、そしてコロナ。様々な困難が降りかかる店主の運命や如何に!?
目次
夢だった飲食経営、憧れていたラーメンドリーム
飲食店経営に憧れていたオーナーの井口様。当時ラーメン店経営者の皆さんを見て、すごく楽しそうに仕事をされているのが印象に残ったそう。やるなら楽しく仕事をしたい。お客様を楽しませたい。ラーメンだったら決まった形がないし、可能性も無限にある。だからラーメンで勝負してみようと考えたそう。日々流行が変化していくラーメン業界。その中でも自分も楽しく、お客さんにも楽しんでもらえるように日々がんばっています!
求めるのはエンターテイメント性、お客様に愛されるために
「たくさんあるラーメン店のなかで、いかにお客様に楽しんで食事をしてもらうかを考えていますね。」と語る井口さん。春日井は特にそうだと思いますが、周りに有名店が沢山あります。そしてチェーン店もありますよね。まさにラーメン激戦区!最初はここでラーメン屋始めるんですか?って思いました(笑)その中で生き抜いていくために常に色々考えているそう。「この10年間前とは比べ物にならないほど変わったラーメン業界美味しいのは当たり前。味+αでいかにお客様に選んでいただくか。変わったテイストの雰囲気を作ってみようとポスターとか作ってみましたが、いまいち受けなくてちょっとショックでした(笑)でもこのポスターを見て笑ってくれた人は、うちの店のこと忘れないと思うんですよね。」だってラーメン映ってないし(笑)でもこのVシネマ感たっぷりのポスターは最高ですね!
遊び心は絶対大事、だから店名は「ライトニングファイヤー」
なかなかラーメン屋では、いや飲食店でも見ない店名。この店名にしたのは遊び心を忘れないためだそう。漫画に出てくる必殺技みたいな名前。書き出した候補の中でも真っ先に思い付いたそうです。つらい時や苦しい時もこの店名を見れば、遊び心を忘れないようにしようという初心を思い出せるようにこの店名にしたそう。ということになっているそう。いや恥ずかしくないです、立派な理由じゃないですか。
降りかかる苦難と困難、折れそうになる心、こんな時こそ叫べ! ライトニングファイヤー!
駅から近いがメイン通りから1本入った裏道、決して良いとはいえない立地。そして周りに沢山のラーメン屋。オープン当初は集客に苦労して、駅前に看板を背負ってオーナー自らサンドイッチマンとして集客されたこともありました。徐々にお客さんも増えてきて、いざ臨んだ春日井市のイベントでまさかの大雨!!店舗の営業も休んで参加したイベントで1000食以上の在庫を抱えてしまいました。「もう店を閉めるしかないかもしれない。」奥さんとそんな話が出るところまで追い込まれたそうです。でも、逆にこの状況を楽しもう、遊び心を忘れちゃダメだ!とツイッターで告知することに。その甲斐あって在庫も捌けて、リピーターも増えたそう。あきらめたらそこで試合終了ですよ・・・?by安西先生 まさにその通り!
普段は真面目にラーメン屋、面白い日々を模索中
常に新しいことを模索されてる井口さん。今はYouTubeも配信されているそう。ラーメン屋さんでユーチューバーですか。今時ですね!「写真は美味しそうな写真が巷にあふれてますが、まだ動画って少ないですよね。だからこそ始めるべきだと思いました。夜中に一人でしゃべって、ラーメン作って、リテイクしてってやってると寂しくなってきますけどね(笑)。でも、次のステージに行く際に新しいことは早く始めておきたい。SNSの発信が広い店舗とそうでない店舗が新店を出したときに軌道に乗るスピードが絶対違いますからね。」スタッフの人たちにも楽しんで仕事をしているところを見せてやりたい。ラーメン屋は面白い仕事だってことを伝えてあげたいと頑張っています。来年開催される大きなイベントに参加する予定もあるそうで、来年もハードボイルドは止まりませんね!また面白いポスター作るときはぜひ呼んでください!そしてお力になれることがあればいつでも声かけてください!
<取材協力>
愛知県春日井市旭町1−45
TEL 0568-34-2600
長谷川宗平(テンポス春日井店)