Smiler横丁
新宿「思い出横丁」にて。同世代である「埼玉屋」の紳ちゃんと「宝来家」の栄ちゃん。このお二人とは、八王子の酒販店「大坂屋」の小野さんに連れて行ってもらった頃からのお付き合い。まあ、顔見知り客程度なのですが、取材からの飲みタイムに突入する次第でして。「酔ってるとこしか見たことないけど、真面目に仕事することもあるんですね!」と、二人にからかわれながら「思い出横丁」の歴史を改めて深く知ることに。真面目な取材はもちろんだけど、こうして酒を酌み交わしながらの話というのが、また乙なものでして。
「ろばた翔」をいったん休業し、新たなチャレンジのステージを、ここ「思い出横丁」に作り、走り出した「くにや」の翔さん。この翔さんとは、Smiler創刊の際、独立前に「絶好調」でバリバリ働いている時からの顔見知り。「Smiler創刊号の表紙の子、僕知り合いなんですよ!」と、当時を振り返り、これまた懐かしい話で盛り上がる。
そうそう、これこれ。それで、カウンターの隣の見知らぬ客が、話に割り込んできて、さらに話が盛り上がる。これこそが酒場の、いや横丁の醍醐味。
ところ変わって、「渋谷横丁」では、同い年の浜倉さんを取材。「え? もう10年経つの?」と、浜倉さんともSmiler創刊の頃からのお付き合い。もちろん「恵比寿横丁」が登場した頃から知っているわけで、今回の壮大なスケールの「渋谷横丁」オープンに、改めて変わらぬ信念を持ち、進化し続ける浜倉さんを尊敬すらしてしまうわけでして。
まさに、過去、現在、未来へと「横丁」という文化、ステージで、ストーリーは続いて行くのだな、なんて思う次第。
あと、今回の取材で思ったこと。「横丁」では、それぞれのオーナー、店主、スタッフ全ての人たちが、自分たちの店はもちろん、酒場というものがそもそも大好きなんだろうなと実感した。それは、オーナー自らが、自分の店からハシゴ酒をしている時の、思いっきり屈託のない笑顔垣間見たものでして。
横丁文化、酒場文化は永遠に不滅です。って、これは昭和の時代の長島か? なんだか横丁って、古き良き昭和の時代の香りがするものでね(笑)