「テンポス精神」第二条テンポス人は、百姓であれ!

第2条 (儲けろ・儲けるな) 百姓テンポス«力耕吾不欺(りきこうわれをあざむかず)»

安い物を見つけて高く売って儲けてはいけない。安い物を見つけたら安いまま売れ。知識と技術を身につけてコストを下げ、しっかりとしたアフターサービスと無理だと思われる高い目標に挑んで、その努力から生まれた少しの利益で良い。楽して儲けたい者は我社にいない。我々はそれ程の優れた者ではないだろう。 リサイクル業はなるべく高く買って赤字にはならない範囲で出来る限り安く売る商売である。さやを抜いて儲ける事で喜ぶような癖をつけるな。
百姓は炎天下、汗を流して畑を耕しても、水不足・病害虫にやられたりする。何年かに1回の豊作になっても、種を蒔いて耕した分しか実らない。それで良い。
日本全国を見渡せば、一発当ててものすごい稼ぎをする会社がある。我々テンポス人はそれを羨んではいけない。百姓なんだから、耕した分だけ実るだけよ。だが、この17ヶ条を忘れないで仕事をしていれば、いつか花咲く時が来る。慌てるな。不安に思うな。

社員に聞いてみた。新しいタネを植えると、実が二倍なるという。この肥料を使えば、収穫が二倍に増えるという。では、百姓テンポス人は、このタネを使ってはいけないか?この肥料を使ってはいけないか。大いに使うべきで、決して能率の良い、効果的な道具や、肥料を使うなということではない。

百姓テンポスの精神は、コツコツと、ひたむきに働こう、それを忘れて、利に走るな!つまり、ひたむきに頑張っているなら、効率を考えてやりなさい。

先に効率を考えてはいけない。儲けろ儲けるな努力に努力を重ねて、経常利益が14%になった。こんなに利益を出してはいけない。そこで、サラダバーの充実をはかった。

美味いものを食べさせるだけのレストランでは、20年前の商売だ。体験して喜んでもらおうと、セルフクッキングコーナーを作った。ワッフルを自分で焼いてみたらどうか、人気があるならば、たい焼きもやってみよう。小豆だけでなく、カスタードも置いとけ。ソフトクリームも無料で食べ放題、コーヒーゼリーを置いて、ゼリーにソフトクリームを乗せて食べてもらおう。無料コーナーは、いくらでも商品を置くことができる。腹に入る量は同じだから。

今では、別料金を払っても、スィーツ デザートの充実したサラダバーを注文する人が85%になってきた。

森下篤史ビジネスアスリートブログ