器が大きいと、売り上げが上がるか(社長養成講座)
器が小さいとは。
1 規則の適用が厳格で、杓子定規。 ここは俺に任せろと言えない。規則を弾力的に運用すると、
運用した自分に責任が降りかかる。
責任を取ることを避けていると、周りの人にはばれているのに、裸の王様になってしまい、それでいてプライドでも高いものなら、滑稽で哀れを感じてしまう。
逆に俺は規則を弾力的適用が多すぎて、先日も67才にして、免停の講習に行ってきたが、俺より歳上は、タクシーの運転手の72才一人しかいなかった。
交通違反を重ねるのは、どっかに規則をなめているのかもしれない。
其の分社内でも、教育の現場では厳しく指導するが、日常まあまあ良いじゃないかとなる場面が多く、社員は判断基準が分からないので、どうでも良いことまで聞いてくることになってしまう。
金を盗んだり横領した社員を即解雇するものの、二週間もするとまた採用。
改心して真っ当になるもの半分。有難い、やり直しのチャンスとも捉えないで、努力するでもない者が半分、中にはもっと盗み方が上手になる者もいる。
2 対人関係に於いて、相手の発言に悪い方に敏感に反応し、言い返したり怒ったりする。
人生経験も積んでないような若い者が「人って認めないと育たないですよ」などと言おうものなら、突如「小僧!俺に教えようってか」と怒鳴り口調で反応してしまう。
日頃、社員教育のために、その場で教えようとするあまり、敏感に反応癖がつき、接する人全てに反応するようになってしまった。
説いて諭せば未だ格好はつくが、いきなり怒るようでは、器が小さい。
3 裏返せば「許せる」か許せないかということになる。
俺は、失敗は許せるが、言い訳は許せない。
御免なさいと言われると、大概許してしまう。器の問題でなく「甘い」だけかも知れぬ。
かと言って、簡単に謝られると、こっぴどくしかってしまう。
4 私心を捨てきれない
自分を捨てる。
自分の都合だとか、自分の損得が行動の基準になると、大事なところで信頼されなくて、大きく損をすることになるが、目先利に走り、得をしたような気になる。
自分の損得に敏感な人は、ある部分合理的で、悪いことではなくむしろ、私心を捨てることができれば、市場競争の社会に於いては、重要な資質である。
学生時代、アルバイト先で見えないところに行くと、サボってばかりいて楽をしていたが、
同僚に「サボると何かいいことでもあるのかい」と言われたことがショックで、俺は、ケチな野郎だなぁと、ぐさっときた。
それ以来自分の損得と、大義のせめぎ合いを続けている。
器が大きいとは
器が小さいの逆をやれば良いがそれだけではもの足らぬ
「志」が大きい。志抜きに器を語ることはできない。
大望を抱き邁進するも、人を許せる(包容力))ことが出来る。
こんな人になりたい。
社長を何人も見てきた。上場会社の社長あたりでも、「器が大きい」人は少ない。
つまり「社長養成講座」の結論としては、テンポスで考える程度の社長にとっては、
実績を上げるためには、「器」よりも大事なものがあるということになる。
実績を上げる力とは、ドラッカーさんは、「成果を上げる」力で何をすれば「成果につながる」かを説いているが、其の中でもやはり、「リーダーの資質」に「器」に関したことを書いてあるが、
俺の結論としては「器が大きい」方が良いが、そんなものは小さくたって立派な業績は上げられる。
但し人の道を極める俺としては、いつか器の大きい人になりたいと、努力してはいるが、永遠に発展途上を続けていく。