今回、「蕎楽亭もがみ」さんを取材するにあたり、蕎麦作りについて改めて調べてみたのだが、いや~、そば粉ひとつとっても奥が深い。
「在来野菜」があるように、そば粉にも在来種と呼ばれる蕎麦がある。在来種の蕎麦とは、昔からその土地で長く続けられた、品質改良されていない蕎麦のことだ。以前、地産地消レストランの第一人者である、「アル・ケッチァーノ」の奥田シェフを取材した時に、在来野菜は、その地域でしか採れないことから「生きた文化財」と言われていると教えてもらっていた。そのため、在来種のそば粉も、品質改良されたものに比べて収穫量が少なく、レアなものであるということも容易に想像ができる。
自分が納得できる、そば粉との出会いを求めて、農家を訪ね歩く蕎麦店の店主も多い。ちなみに、そば粉の情報は、蕎麦マニアックのインフルエンサーが発信する情報から、最新情報を得て、実際に自分で食べに行き情報を集めるそうだ。まずは私も横浜の蕎麦店から開拓していこうかしら。
記者:スマイラー特派員
乙丸千夏(テンポス広報部)