【仙台 Black Tide Brewing】働いてみると、想像を超える楽しさが待っていた!

クラフトビールの美味しさに目覚めたのは大学2年生のとき。当時アルバイトをしていたワインバーで「ヒューガルデン」の生を置いていて、飲みやすくて美味しいと、良く飲んでいました。 

お酒自体が好きなので、学生時代のアルバイトは飲食店、飲み屋メインで何店舗か経験しました。大学卒業後は、興味のあったアパレルの会社へ入社。 

その後もステップアップをしたくて別の会社へ転職をし、花形の部署への移動もさせてもらえたりと、自分が選んだ好きな仕事だから一生懸命取り組んだし、やりがいもありました。 

でも、どうしてもしっくりこない瞬間が出てきて、自分の仕事観を見つめ直すことが増えたんです。本来の「お客様を楽しませるために何をすればいいか?」を、優先できる仕事がしたいと。 

2020年、コロナ禍でその気持ちはどんどん強くなっていきました。「私の人生、このままでいいの?」という、漠然とした不安が募っていきました。自分が何をしたいのか、どうしたら将来に対する不安が消えるのか。考えていく中で出た応えが、「自分が100%の愛情を注いだものをお客様に提供して喜んでもらえる仕事がしたい。」ということでした。 

Black Tide Brewing(ブラックタイドブリューイング)を知ったのはその頃でした。友人のInstagramで気仙沼に新しくブリュワリーができたことを知り、早速、行ってみよう! タップルームの様子を見て、ビールを飲んで、気仙沼に暮らせるなと思ったら声をかけようと思っていました。 

「Black Tide Brewing」のタップルームが、今の愛さんのステージ。お客様に楽しんでもらいながらも愛さん自身も楽しんでいるのが伝わります

事実、みんな親切で凄く心地がよかったんです。内湾の雰囲気も素敵で大好きになりました。酔った勢いで求人していないか聞いて、当時募集はしていなかったのですが、話が盛り上がったこともあってか履歴書を受け取ってもらえることになり、2020年2月から正式に雇用していただけることになりました。 

働いてみると、想像を超える楽しさが待っていました。 

毎日やることなすこと全部が新鮮で、スタッフみんなで、一から作り出す仕事は刺激的です。それが世の中に出回って、みなさんの手元に届いて喜んでいただけたり、新作が出ると、タップルームにわざわざ足を運んでくださったり。そのお客様との繋がりが単純に嬉しいんです。これからどんどん面白くなっていく予感がして、今が自分の人生の中で一番満たされている時間だと感じています。 

今、私の仕事はタップルームの運営(タップルームマネージャー)や、グッズの企画を考えたりすることです。近い将来は、醸造の知識もつけて自分のレシピのビールをつくってみたいと考えています。勇気を出して気仙沼に来て、Black Tide Brewingのメンバーの一員として、お客様に喜んでもらえる仕事ができている今が本当に幸せです。 

是非、もっとたくさんのみなさんに「Black Tide Brewing」のクラフトビールを楽しんでもらいたいです。 

 

取材協力 

BLACK TIDE BREWING 合同会社 

宮城県気仙沼市南町3-2-5 ☎︎080-4935-2931