【関内 Pizza Cozou】家族であり、互いに支え合う仲間である

「横浜スタジオ」があるJR関内駅から徒歩6分、観光客からオフィスワーカー、地元客まで幅広い世代から愛されイタリアンPizza Cozou(ピザコゾウ)」。人気メニューは、石窯で焼き上げる自家製ピザお店を運営するのは、中さんご家族オーナーは、中家の母、中山恵美子さん

オープンは2015飲食店開業が夢だった恵美子さん夫妻は、1年かけてようやく納得のいく物件を見つけた。しかし、契約の3週間前、ご主人が体調を崩してしまう。診断は大動脈疾患。すぐに手術し完治したように思えが、その後1週間で病状が悪化し、帰らぬ人となった。残されたのは、契約前の物件と3人の息子さんたちそんな状況でも、何とかオープンの準備を進め、2015年6月グランドオープンした。当時を振り返り恵美子さんは、「店があったからこそ、前に進めました。息子たちがいてくれたから、主人とを叶えることができました。」と笑顔で話す。 

オープンから軌道にのるまでの3年間 

 店は2階にあるためフリ客の集客が見込めない。そのため、オープンして軌道にのるまでの3年間、恵美子さんは毎日、外に出て呼び込みを続けた。雨の日も雪の日も続けていると、一人、また一人とお客様が増えていった。また、メニューは手作りにこだわり、数週間単位変わる「気まぐれパスタ」「気まぐれピザ」を提供する等、お客様を飽きさせない工夫惜しむことなく続けてきた。そのため、現在お客様のほとんどはリピート客コロナ禍でも週末のディナーは満席になるほどの人気店 

 

 現在、恵美子さん、長男の夢路さん、次男の夢雅さん、三男の大夢さんの家族4人で運営しており、チームワークも抜群だ。なかでも三男の大夢さんは、お客様の顔覚えることが得意で、「あのお客様この間、本を忘れていかれたから渡してあげて」「あのお客様は、先日とはまた別の女性の方来店されているから、“この間はありがとうございます”は、言ったらだめだよ」「あのお客様にはミルク2つ持って行って」等、いつどのお客様が来店されて何を食べたかまで覚えているのだそうだ。それがお客様に喜ばれる接客に繋がっていることは言うまでもない。これからも家族で暖かな店を守り続けて欲しいと願う 

記者:スマイラー特派員

乙丸千夏(テンポス広報部)

取材協力 

店名:Pizza Cozou(ピザコゾウ) 

住所:神奈川県横浜市中区伊勢佐木町1-6-6  2F 

(左から)中山恵美子さん、夢路さん、夢雅さん、大夢さん