飲食店で時々思うこと、それは「このキャッチコピー考えた人、天才じゃないの?」

人口18万人の東京三多摩地区の中心都市、立川市。そのJR立川駅から徒歩5分の場所にある『肉バル魚バル・KATSUO』は20坪50席で月商700万円を叩き出す。繁盛の秘訣を船窪店長に伺った。
コンセプトは「西東京で一番楽しいお店を本気で目指します!」

店内には常時60種類の日本酒が所狭しと並んでいて、2時間飲み放題で2,000円(21時以降は1時間飲み放題で1,000円でもOK)は魅力的だ。最近の日本酒は味覚が白ワインに近づいているそうで、コアターゲットは27歳のオフィスレディ。ボリュームゾーンの30~40代の2次会利用を想定しているため、スタッフは営業中でもお客さんと一緒になってお酒を飲むし、毎月必ず開催するイベントが来店動機になっている。冷蔵庫の日本酒をぜんぶ飲み干す会、店長と料理長の料理対決、20代だけで集まる会、流しそうめん大会、などなど。しかし、それよりも店の前に大きく掲げられたでっかいコピーが気になった。

ぜんぶ日本酒のせいだ

「ようやく最近になって「楽しみたい」と『KATSUO』が結び付いた」ところで、キャッチコピー「全部日本酒のせいだ」が生まれたと船窪店長は言う。

そもそもは「日本酒は度数が高いので平日はビールとハイボールで済ませたい。そんな明日のことなんて考えないで、ぜんぶ日本酒のせいにして飲んでくださいよ」という意味だそうだが、それ以上にお店のコンセプトにピッタリ合っている!

つまり、このキャッチコピーは楽しみたいお客と楽しませたいスタッフの共犯関係を創り出す!楽しい場を創るためには少しぐらい羽目を外さなきゃ、楽しめないよね。西東京で一番楽しい店を本気で目指す『肉バル魚バルKATSUO』ならではのキャッチコピーを考え出したH View株式会社の中田社長は天才コピーライターではないかと思った。こんなコピー見せられたらもう行くっきゃない!!!。

取材協力
肉バル魚バルKATSUO 立川店 
東京都立川市柴崎町3-10-5 FMビル2F
042-512-8503

記事:スマイラー特派員
谷口こうじ(テンポス広報部)