自分らしく生きる

自分らしくで良いか!

「自分らしく生きたい」
市場競争の中の組織人としては、「自分らしく生きる」のはとても難しいような気がするが、
お題目のように「自分らしく」事が大切だと思うと、そこには大きな落とし穴がある。
およそ世の中には両極がある。
明るい昼もあれば、暗い夜もある。
寒い冬もあれば、暑い夏もある。
動物を食べて生きる生き物もいれば、食べられる生き物もいる。

自分だけのことを考えても 良い自分と悪い自分がいる。
怠惰な自分と勤勉な自分
気遣いのできる自分とわがままな自分。

人間の遺伝子の98.2%がチンパンジーと同じ、69%はショウジョウバエ、50%の遺伝子はバナナである。
僅か1.8%が人間である。
動物は大部分本能と少しの意思と少しの感情で生きている。
その動物である自分を抑えるのは、人間である自分である。
わがままな動物である自分を抑えるのは、人間である自分。

つまり 「自分らしく生きる」ことは、わがままでその場限りの動物である自分を抑えて
高い人格を持った個性を大事にして生きることを「自分らしく生きる」という。

決して辛くて逃げる時に言う言葉ではない!