例えば、ランチ営業時間が11時~15時の4時間と仮定します。
仕込み時間が、営業時間の1.5倍かかるのでランチに取られる時間は合計6時間になります。
座席数が40席のお店をシェフ1人とホール2人の3人で回すとします。人件費はそれぞれ1日1万円とすると、ランチ営業の人件費は
1万円(1日=10時間を想定)×3名(人数)×6/10(ランチ稼働時間)=18,000円となります。
ランチメニューの平均単価が800円、平均原価率30%で試算すると、一食あたりの利益は560円です。
つまり、人件費だけでもランチタイムに33人のお客様が来てくれなければ赤字となってしまう計算です。
逆に、ランチで1万円の利益を出すためには、50人のお客様が必要です。
収容人数によって必要なホールスタッフ数は決まります(収容人数÷4÷4)ので40人の場合だと、2.5人の計算となります。
60人をホール2人で回せるかどうかはお店にもよりますが、1~2人の客が次々に来てバラバラに注文されたらパニックになってしまうし、
グループ客が4組くらいならなんとか1人でも、などといろいろと考えてしまいますよね。
というわけで、ノーゲスだった場合は18,000円の赤字、最大50人が限界だとすると、ランチの最大利益は10,000円となります。
では、儲からないからランチはやめようか、となりますが
ちょっと待ってください!
果たしてそうでしょうか?
確実にランチを食べたいお客様はいらっしゃいます。
お店の特徴と、お客様のニーズをもう一度、よ~く分析してみてください。
繁盛店と呼ばれるお店は必ずと言っていいほど看板メニューを持っています。
あなたのお店ならではのランチメニュー、看板メニューをいっしょに考えてみませんか。