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りょう次さんの愛称で呼ばれ、代表である金城良次さんは、18歳の時に単身で神戸に渡り、居酒屋を任され6年間修行、27歳の時に帰郷し、1988年那覇市久茂地に独立1号店となる『居酒屋野郎りょう次』を開店、その後、着実に店舗を増やし現在、翁はを中心に国内11店舗、カナダに1店舗の直営店を持つ。
神戸に行った頃は、色々とやりたいことがあり居酒屋を目指してのことではなかったという。神戸バイト時代に、友達が出版の仕事をしており、給料もよく面白そうな仕事で、バイト先のオーナーに自分も出版の仕事をしてみたいと申し出るも、「いや、お前には居酒屋しかない!」と、なだめられたという。バイトを続けるうちに、お客さんに喜ばれることに生きがいを感じ、23歳の時に、それからは生涯、自分には飲食店しかないと思い今に至るという。
独立の際には、自己資金もなく銀行の支店長にお金を貸してくれと頼んだところ、担保はあるかと支店長に問われ、「担保は俺のやる気です!」と答えたところ、「お前はアホか!」と笑われたという思い出話を語る金城さん。結局、知り合いで泡盛メーカーの社長が保証人となり、借入れもでき、開業に至ったという。その泡盛メーカーの社長との繋がりは、以前のバイト先で、その泡盛を売りまくったことにある。誠意ある接客と、こうした人との繋がりが今の金城さんを培ってきたのだろう。
さらに以前よりやりたかったというラーメン店開業を開業。きっかけとなったのは2001年の横浜ラーメン博物館への出店、50店に登る応募の中から見事選ばれ出店。そもそも1年間という期間限定の出店ではあったが、当時ラーメン店の少なかった沖縄で、新しい沖縄のラーメンを作り、根付かせようと『琉球新麺 通堂』ブランドが生まれ、小禄本店をはじめ5店舗を展開するまでに至った。今後は、この『琉球新麺 通堂』を、台湾、中国をはじめ東南アジア進出へと目を向ける金城さん。根っからの居酒屋の親父であり、ラーメン好きであり、それはこれからも変わらず、自他ともに認めているのは言うまでもない。
有限会社オフィス良次
代表取締役 金城良次氏
沖縄県那覇市金城5-4-6通堂本店3F
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