静かなレストランの出来事

ほら、普段ロクなところで喰ってないから、今度みたいに、
こだわりの店に行くと、、、、、、
FB友達のイタリアン 渋谷区の宇田川町の「ラ クッチーナ」に
女房付き添いで、出かけたってわけ。
女房はハヤバヤと、セットメニューかなんか決めて涼しい顔をしている。
「商品の勉強に来たのに、同じ物を喰ったってしょうがないよな」
「アラカルトを頼めば!」
アラカルトくらい知ってるよ、単品料理ってことだろう。
ところが、タコだったかスズキだったか「カルパッチョ」以外
言葉がわからん。
なんだか分からんから、テキトーにこれと此れと是って、まるで外国で読めないメニューを指差してやってるあれとおんなじ。
一品づつ持ってきては説明してくれるんだけど、フンフン言うだけ。
シャンペンの瓶には「ラクッチーナ」ってラベルが貼ってある。
「凄いなぁ〜」と言いながら、勧められるまま飲んだ。
25年同じ味を保っている「ブイヤベース」だという。
その後が「ブイヤベース」の食い残しで「リゾット」を持ってくるという。
もうイタリヤ語はやめてくれ〜「リゾットもブイヤベースも」
何が何だか分からん。
オマール海老とホタテと、何ちゃらと何ちゃらと言いながら
小綺麗な金属製の小さなコップに入れた「シンガポール」ですって持ってきた。
透明なサラサラした飲み物だ。
うやうやしく「シンガポール」を飲んでみたが、あまり味がしない。
女房に「おい!シンガポールって味がしないぞっ」って言い終わるか終わらないうちに、
ゲラゲラ笑いながら「シンガポールじゃないわよ!フィンガーボールって、まぁ毒じゃないから」