あなたのお店はネット予約を導入していますか？ネット予約は、スタッフに代わって、ランチタイムや営業時間外の予約を受ける手段としてとても魅力的です。しかし、「ネット予約と電話予約がダブルブッキングしてしまった」や「ネット予約を見落としていた」等、ネット予約を運営する大変さもありますよね。
そこで、今回はテンポスグループのステーキレストラン「あさくま」で「Yahoo!予約 飲食店」を使い、予約が何件とれるかやってみることにしました！
Yahoo!予約 飲食店とは
予約に特化した、インターネットのグルメサイトです。ユーザーは365日24時間いつでも「Yahoo!予約 飲食店」を通して予約ができます。また、“即予約”型の予約システムのため、ユーザーは飲食店の返答を待たずに予約を完了することができます。飲食店は、「Yahoo!予約 飲食店」に登録することで、無料で予約サービスを利用することができます。（初期登録費用、予約成立時の費用も発生しません）
Yahoo予約飲食店サービスをスタートするまで
STEP1
「Yahoo!予約 飲食店」のサイトから申し込む（5分）
STEP2
予約できる人数、時間を決める（5分）
当日予約をOKにするか、それとも前日の17時までの予約の制限をつけるか等を選びます。ちなみに、何日前の何時前までに予約を受け付けるか、“分”単位から選ぶことが可能です。通常、予約が成立すると、店のパソコンにメールが届きますが、朝10時以降の当日予約に関しては、自動電話が鳴り、そこで予約が受付可能か電話口で操作する事ができます。
STEP3
Yahoo!予約 飲食店のあさくまページを作成（10分）
あさくまのページを作るために、専用の管理画面から、キャッチコピー、店舗情報、メニュー、写真を登録していきます。
【登録内容】
・店舗情報
キャッチコピー／店舗紹介文／店舗基本情報／営業時間／平均予算／定休日／席数／駐車場／禁煙・喫煙／カード支払い／目的／シーン（選択形式）／特徴キーワード（5つまで）
・写真を登録する（各項目最大8枚）
店内／外観／料理／ドリンク／注意点を登録する／人数の変更は何日前など
STEP4
自社サイトにネット予約のボタンを設置（希望店舗のみ）
ボタンは、アイコン型とカレンダー型の2通りです。カラーも6種類ほどあるので、サイトカラーと合わせて設定できます。あさくまは、オレンジのアイコン型にしました。
STEP5
ページが完成！「Yahoo!予約 飲食店」スタート
ネット予約に慣れるために、予約の受け入れは最小限からスタートしました。
・登録店舗は40店舗（関東15店 中部関西25店）
・予約は前日の17時まで
・当日予約機能はつけない
・4名席3テーブル分の予約受入れ（適宜、店舗で予約受け入れ数を増やせる）
・ディナーの予約受入れのみ
結果、何もせずに3ヵ月間で234組739名の予約が入りました！
「Yahoo!予約 飲食店をスタート」後は、ネット予約の運営に力をいれずとも、3ヵ月間で234組739名の予約がとれました。お客様へのネット予約開始の告知や、あさくまページの更新もしていません。3ヵ月間の予約データを見てみると、20時や13時のランチやディナータイムの予約が多いことや、9時や23時等、営業時間外の予約があることから、営業中の予約の取りこぼしや、営業時間外の通常ならとれなかった予約が取れたからだろうと推測できます。
下記は、yahoo予約飲食店を使って分かった、あさくまのネット予約の傾向
使ってみて良かったなと思う、「Yahoo!予約 飲食店」の機能
①予約が入ったことをFAXで通知してくれる
予約の通知はメールだけでなく、FAXにも送るように設定できたため、予約の見落とし防止になります。そのため、パソコンをチェックせずとも、紙の予約台帳への転記作業がとても楽でした。
（予約完了のメールの通知先も5つまで登録ができます）
②Yahoo Japanの検索エンジンで「あさくま鶴見店」と店名で検索すると、検索画面結果にyahoo予約機能が表示される
ユーザーは、あさくまのページをクリックするよりも前に、「ネット予約ができる」ということを知ることができます。ネットに掲載されている電話番号から予約をしようとしたが、繋がらなかった、というユーザー（お客様）にもネット予約があることを伝えられるので、離客の防止にもなります。
③季節特集に無料で参加できる
「肉の日特集」「春の日特集」「食べ放題特集」等、「Yahoo!予約 飲食店」が企画する特集に無料で参加することができます。特集に参加すれば、サイト内の特設ページに自店のページも表示されるので、より集客効果が高まります。
ネット予約は上手く使えば、強い集客ツールになる
最初は不安のあったネット予約も、ダブルブッキングの問題もなく運用できました。もっと、予約を増やすのであれば、①ランチタイムも予約を受け付ける、②予約できる席数を増やす、③当日予約を可能にする、④ページの更新をこまめに行う（情報を発信する）、⑤お客様にネット予約を開始した案内をする等、できることはたくさんあります。ネットの予約台帳と連携できるサービスもあるので、今よりもラクに予約管理ができるようになるかもしれません。まだ、ネット予約をされていない方は、ネット予約を集客のツールとして、一度利用されてみてはいかがでしょうか。
Smiler29号より