狼研修、先ずは、言ったことしかやらない会社にしたい。

言ったことしかやらないということは、言ったことはやってるということでしょうね。
狼研修
第一段階 言った事をやる集団にする。
つまり、今のテンポスグループは、言ったこともやらない集団なのである。
なぜこうなってしまったか。
店長、幹部の評価が、前年対比の利益を中心にしていたからだ。
会社の方針、商品政策、が偶々上手く当たって、幸い順調に利益は16年伸長してきた。
その間、店の位置づけは、自販機とあまり変わらなかった。
店長も店員も、努力も工夫もなくて、真面目に働いていれば、それで良しとしてきた。
客数アップのために、CS 顧客満足度をあげるために、きめ細かな政策を実行させてきたが、
政策を実行させてきたと、書くと、やり通したように聞こえてしまう。
富士山に登ったと言えば、途中リタイヤした人は、「登った」とは言わない。
登りきった人しか、登ったとはいえない。
2キロ泳いだといえば、1.5キロの人や1.8キロの人は、2キロ泳いだとは言わない。
にもかかわらず、ビジネスにおける、指示実行の報告は、やり切ったことではなく、取り組んだことを、「やりました」と報告しているし、それを許している現状がある。
やり切らなくても、着手しただけで、やりましたと言っている。
問題は、細かな政策をやりっ放し、或いは殆どやってなくても、最終の利益が去年よりもアップしていれば、店長の評価は、それで良しとしていた。
時々、成績の悪い店長を交替させてきただけで、実行項目を、やり遂げなくても、放任してきた咎めが出てきて
「全軍、突撃!」と号令かけても、かけ出さない管理職が、半数以上。
そのテンポスに比べれば、
冒頭の、言われたことしかやら無くても、言われたことさえやってくれれば、大変ありがたいということになる。

狼研修は、「指示したことをやり通させる研修」である。
優れた会社の、指示の実行度がどの位かは、判らぬが、少なくともテンポスグループに於いては、
優れた会社に向かって、ステップアップしていることは確かである。
やりっ放し、指示に対して手もつけない管理職の言い訳として、「やらせています」は、じっさいのところ、指示はしましたが、報告も聞いてないし、どんなになっているかも知りません。そんな場合に「やらせています」と言う。
言葉通りの「やらせています」になる事は本当に少ない。
そんな伝えてあるだけの「やらせています」を許さない会社に向かって、仕上げて行く。
任せています、やらせています」は、テンポスでは、放ったらかしですと報告させる。
放ったらかしですと言う管理者を教育して、ついて来れない者を、リーダーから外す。

一人当たり150万円の粗利をやる。
客数15%アップ
昨対利益100万/月アップ
これらはすべて、必達目標 などと言うが、必達しなくても許される「必達目標」である。

一人当たり150万円の粗利をやる。
これは、必達目標であっても、できるかどうかは分からない。
過去三ヶ月の実績から判断しても、可能性としては非常に高いが、必達するかどうかは判らない。
テンポスでは、自分の意思でできる項目を、徹底項目と言って、
150万円の粗利をやる。ためには、
毎日
30件の電話がけ、10件の飛び込み、店頭来店客10人に声かけ、1時/日のトーク練習。
これらの項目は、意思さえあれば出来る。
意思さえあればできることを積み重ねて、初めて150万円の粗利をやる事ができる。
狼研修は、意思さえあればできることを、やらないその日暮らしの、普通の人を、やると決めたことくらい、毎日何がなんでもやる人に変える研修である。
名前ほど恐ろしいものでも無い。
3日前、イチロー4000本安打のインタビュー「ヒットの数をいくつにすると言うことは出来ないが、準備はできる」
その準備のことをテンポスでは、徹底項目と言っている。