今度は、京都のタクシー運転手

MKタクシー
経営者にしてみれば、MKタクシーと言えば、それなりに期待もあって、半日観光だってんで、いろいろ聞いてみた。
京都の嵐山、桂川を、何本かの、釣り糸が横切っている。
何のためにあんなことをしてるのか聞いたら、、知らぬという。
「あんた、何年運転手やってんだ」
「9年です。」
「9年もやっていて、そんなことも知らんのか。」
「観光ガイトに入っていないもんですから。」
「お前なぁ、毎日こうゃってお客さんに質問されるだろうよ、回答ノートをつくり、毎日調べれば、1年続けると、客なんておんなじ事しか聞きゃぁし無いんだから、客の質問の殆んどに、答えられるようになる。」
「私は、観光専門ではありません、日常業務があって、忙しい時だけの、応援なんです。」
「ダカラなんだっつうんだよ、言い訳してんじゃないよ。」
「給料が安くて、そんな事する気にもなりません。」
「給料で文句があれば、辞めればいいんだろうよ、給料が低いのは、会社のせいの訳がない、自分の働きが悪いのを、人のせいにすんじゃないよ。」
「京都なら、外人を乗せることもあるだろう」
「はい、外人さんは多いですねぇ」
「あんた、英語は喋れるか?」
「英語はサッパリです。」
「中国語かスペイン語は?」
「両方ダメです。」
「お前ねぇ、10年近く京都で外人乗せて、英語の勉強もしないのか!」
「忙しくてナカナカやる時間が取れません。」
「給料の低いあんたが、忙しい分けないだろうよ。外人の質問なんて、100フレーズも暗記しとけば
ものすごく喜ぶよ、勉強をするっつうのは、給料の問題ではなく、自分の誇りの問題で、10年も京都でタクシーの運転手やってたら、仕事に誇りを持っていれば、回答集と英会話くらいは勉強するぜ!」

勿体無い人生
その運転手は、責任感が強くて、案内と、時間の管理には、大変気を使ってくれた。タラタラ観ている我々はを急かして、なるべく沢山案内しようと気を遣ってくれた。
責任持ってと言うのが、仕事をする時のポリシーだと、責任をまっとうしようとするが、
誇りを持ってやろうとすると、取組みの姿勢が違ってくるし、
不満が少なくなり、価値ある人生を生きることができる!