激流コース 162億を5年で500億にする。

162億を5年で500億にする。まさに「激流コース」である。
前提 1として「前進的自己否定」、可能性を持っている自分の事は大好きだ。だが、未来を見つめ
ると今のままでは役に立たない。
そのために、勉強します。鍛えてくれる所があれば、どこにでも行きます。
前提 2として、テンポスの社員は殆んどの人が「夏休みの友」を未完成のママ提出した。
我々は、目標(8月31日までに夏休みの友を仕上げる)が明確でもやらない人の集まり
である。
テンポスの社員
1 目標を与えてもやらない。
目先の欲望に負けて、未来のために我慢する事ができない
「EQ」によるマシュマロテストの見本事例集団。
マシュマロテストとは、幼児の目の前にマシュマロを与え、食べたい人は
食べていいが、私がチョット用事で席を外します。その間食べないで我慢した人には
もう一つあげます。
すぐ食べた子供の30年後と、我慢して2個貰った子供の30年を比較した実験
すぐ食べた子供は、30年で定職につかない、連絡が取れない、前科者、が非常に多い
食べないで我慢した子供は、仕事のリーダー、弁護士、市会議員、ボランティア、

2 指示しても中途半端。やる気はあるが、続かない。
3 可能性と希望に満ちている、
4 エネルギーを持った「おバカな集団」
この人たちとどうやって500億にするか!
マシュマロテストの実験
1 「もっと給制度」
パートアルバイトを含むすべての社員対象
こうすればもっと良くなる提案に、800円を支給
例 赤いPOP紙はどぎついので、黄色い紙に変えた方が良い→800円
黄色にしたら落ち着かないので緑が良い→800円
手洗いに石鹸の他に、油落とし用のザラザラの粉な洗剤をおいてくれ→800円
良い意見も出るので4人の審査員を置いて、ないようによって14万 もらった人もいた。
内容を問わず、参加賞として、何でも最低800円
制度徹底のために、提案の少ない店には人事が説明に行った。
パートには提案するだけで、残業代1時間分になる、家族で考えて来い。と言った。
6ヶ月でやめた。5ヶ月目、6ヶ月目には、提案が2つくらいになり、審査員も欠席するようにな
った。
この制度を今説明すると、みんな笑う。そんな楽チンな制度なのにと言って。
2 店長評価給制度
10年前、テンポスは独占企業で、5年で上場した。
競争が少なかったので、店長の仕事は売り上げをあげる事では無く「店の管理」であった
100%出来高払いにした。成果給とは違う。
開店時に客の灰皿が洗ってある3点
トイレットペーパーが揃っている3点
通路に物がない7点
戸締りをして帰る5点
3時に一度レジ締めをして、銀行貯金しに行く8点
合計すると45万円の給料になる。売り上げだ利益だなどは一つもない。
45万の満額獲得者は一人もいない。狙ってるのが2~3人、トップは新卒4年目の店長。
やろうと思えばできる事ばかりだから、経験者でなくとも45万になる。
ところが、やらずに毎月給料が下がって、とうとう、23万になるような人が5~6人いた。
新日本証券の課長だった、湯川さん23万「大丈夫かい」「高校生もいるんでピンチです」
元レナウンの課長「大丈夫かい」「8月からガス止められます」
灰皿を洗えば3000円。なぜ洗わない。恐らく子供の頃毎日灰皿で頭を叩かれていた、灰皿をみると恐怖で硬直する。だから灰皿のそばには近づけない。
トイレットペーパーを揃えておけばいいじゃないか。恐らく、田舎育ちで藁で
ケツを拭いていた。トイレットペーパーの使い方を知らない。
お前らの深~い事情は俺には解らん。
なぜやらぬ。ガス止められるっつうのに。
今3000円払うと言えばやるが一ヶ月後にもらえることは理解できない。
朝三暮四、猿山の猿とおんなじ。
3 この二ヶ月の期間で、推売(お勧め)商品の順位を付けて、上位10店の店長には、500万払う
二ヶ月の期間と30人のうち10人には該当する。500万払う。この条件でやらせた。
ところが、そのための取り組みをした人は5人しかない。獲得しようとしなかった。
30人の店長の内、10人の店長は昨日と同じように務めているだけで、挑戦しようとしな
かった。
一人の店長は1000万を手にした。二ヶ月の取り組みで。
5人は500万を手にする。
この6人は、遮二無二1000万獲得に向かって取り組んだ訳ではない。他の人より少し良かっただけ
何だこの白けは!
タマタマあさくまの上場でストックオプションを獲得できる。その説明も何回もしたり、お互いに説明してみたりして、十分理解させた。
ストックオプションであろうが、現金であろうが、500万1000万2ヶ月で、手に入る。
ダメな10人の店長は隣に座って居る仲間の店長が、1000万手にして、今迄と別の人生を歩み始めた。其れをみながら、今まで通りの人生を歩んで居る。
にもかかわらず、ダメ店長10人は、すでに変わったあさくまにおいて、時代から取り残された、消えゆく店長だ。

テンポスの社員は「将来を夢見て、今日精一杯働く事ができない」人がほとんど。
毎日一生懸命に働いている。
下をみて歩いて居る人で富士山に登れる事はない。タマタマ富士山に登る事はない。
富士山に登ると決めて富士山に向かって歩んでいる人だけが、富士山に登る事ができる。
テンポスは下を向いて歩いている人がほとんど。
その人達と500億をやる。
戦略をこちらにおいておく。人をどのように育てるかに的を絞って話す。
出来ると思っている。
10年で1000億が目標。途中の500億は、ついでに、やる事だ。
半信半疑の社員を動かすのは、トップのエネルギーとオーラが人を動かす。
先ずは俺のエネルギー。
次に、500億の可能性を信じている数人と、役割分担。この数人をおっ母さんにして、ちゃぶ台に並ばせて、時々きて叩く母ちゃん。

ゴールと徹底項目
オリンピックの高跳びで「金メダル」を最終ゴールにしたら、
中ゴールは、日本の選手として選ばれること。
小ゴールは、190を三ヶ月後にとべるようにすることだ。
徹底項目は、一日30回、飛んで見る事。と決めたら、毎日30回飛んでみれば良い。
徹底項目は、挑戦ではない。やると決めた事をやるだけの事で。作業をするだけで、できない事をするのではない。
但し、30回と決めたら28回でも、29回でもダメ。30回でなくてはダメ。
ここからが大事だ。
徹底項目をやったにもかかわらず、効果がなかった時、やる事は3つ
1 徹底項目のやり方が中途半端。30回やると決めた事を、やったりやらなかったり、28回やったり26回やったり。
2 量を増やす、30回を50回にする。50回を3セット
3 他のやり方を加える。スクワット40キロを、15回×3 腹筋 体重管理栄養価管理、跳躍の仕方の研究
小ゴール190を飛べなかったにもかかわらず、そのままトレーニングを続けている。

那覇店長の大西君、10年前東大阪店でコンクリートの床を履いていた。
店と言っても、元は800坪の倉庫、入口はだだっ広くて、開け広げ。
長箒で掃いていたが、風が吹いてきて集めたゴミが散らばっても、気にする様子もなく、箒を動かしているだけ。
入社早々で俺の顔を知らない。目の前で散らばったゴミにお構いなしで、セッセと箒を動かしている。
「てめい!この野郎!」怒鳴りつけてやった。客だと思っていた目の前のおっさんが、突然怒鳴ったもんだから、ビックリして硬直してしまった。
其れから10年、大西君は那覇の店長をしている。
この二年、時々赤字、大西は10年前と何にも変わっていない。何にも体得していない。
風に飛ばされたゴミが散らばっても、そのまま掃いていた大西。
店舗運営に於いて成績が上がらないにもかかわらず、先月と同じ事をして居る。
効果の出ない運営をしていたのなら、翌月はチラシを増やし、トレーニングを増やし、セミナーをやって、量を増やし、やり方を変え、毎月効果測定をして、
またやり方を変える。実績を作る店長は、その繰り返しをやる。同じ事をやり続けない。

テンポス社員は目的と方針でやれる人は少ない。
夏休みの友を何とでもやらせる。朝飯食ったら、兄弟を集めてちゃぶ台の前に座らせる。
母ちゃんは、兄弟が喋ってないように時々見にくる。喋ってる長男の頭を叩く、時々きて叩く。
この繰り返しを毎日やる。「夏休みの友」を完成させなくても良い。全部やらなくとも良い
それでも、今までよりは相当やってしまう。

社員にとって、時々きて叩く母ちゃんが必要。
強制的にちゃぶ台に座らせる母ちゃんが必要。

テンポス店舗企画の新卒の勉強時間
土曜日8時間×2日=16時間
7:30~9:00 1時間30分×5日×4週=30時間
計46時間×12ヶ月=568時間
年間 568時間勉強 トレーニングをしている。

人事部の社員は15時間/月×12ヶ月=180時間

リードして教える立場の人事部の社員は180時間しか、勉強しない。
店舗企画の新卒よりも、400時間も少ない。
なにしてんだ、伊藤部長!
人事部の社員は時代遅れになり、今知ってる事しか教えられなくなる。
大西のグループになってしまう。

大西と、少しづつやってる人事部と、突っ走る店舗企画。この三種類に別れている。
落ちこぼれと、やっとついてきて居るものと、突っ走っているものと三種類いる。

ゴールと徹底項目は、明日にします。