テンポスのIT通販は、年商 7億弱。
日経に依ると消費の20%はITで取引されているとのこと。
我々厨房業界が4500億のマーケット
食器調理道具1000億
椅子テーブル1000億
トータル 6500億 こと20%がITに依るマーケットと言える。1300億のマーケットがある。
厨房のITトップと二位で、14億かそこらだ。
1300億のマーケットで、7億の年商。毎年15%~20%の成長率だ。
目標と戦略の立て直しをする。
目標を、1300億の20%とすると、IT通販で230億をやる事になる。
ITの幹部と話し合っても、年商7億のリーダーに260億のアイデアは出てこない。
あくまでも、前年対比○○%アップの視点でしか考えられない。
全く別の会社が、別のやり方をしないと260億など、夢のまた夢。
ITの上場会社数社に申し込んだ。
我々は年15%くらいなら毎年アップしている。それ以上にした売上げ部分は全てあなたの会社の成果と判断しよう。
15%の伸長以上の部分の粗利の90%を提供する。2年目になると45%に減る。3年目になると10%になる。
翌年増やした部分の粗利は90%を提供する。つまり、初年度は、増やした部分の粗利の90%のみで有るが、二年目は、その年増やした部分の粗利90%と、前年の粗利の45%が取り分になる。
その為の企画運営は費用は、そちらで負担する事。受発注のオペレーションはこちらでやる。
こんな提案をして、260億に向かってスタートした。
儲けを提供して、体制を作ってもらい、少しづつ覚えて、丁度中国企業が、日本企業の下請けをして、その結果技術移転を図っているような作戦をとった。
7億の我々には、260億など思いもつか無い。
先進企業に任せて、下働きをしながら、覚えようという作戦。
今のテンポスは、インドか、ベトナムのようなもので、アカだらけで、目ばっかり輝いているのが、ひしめいている。
熱意のるつぼだ。
そうこうするうちに、その会社の260億作戦のプロジェクトマネージャーが、テンポスに移籍して、
こちらでやってくれると提案して来た。
全くありがたい話ではあるが、相手の社長に俺が断りにいかないと「筋」が通らない。
快くあってくれるとの返事をもらった。
江戸末期の幕府に、アメリカを見て来た「ジョン万次郎」を得たようなものだ。
さあ!頑張るぞ!