【麺場 飛猿@藤沢市(湘南海岸公園駅)】気遣いが出来る店のラーメンはおいしい

麺場飛猿

食べ歩きをしたい方のために麺量少な目、中盛り無料

2021年4月22日オープンした「麺場 飛猿」。店名は店主の名前「猿渡さん」からか。店頭のお猿さんがかわいい。猿渡さんは「麺やBAR渦」「麺バルHACHIKIN」で店長経験者。

麺場飛猿

平日の12時30分着なのに5人待ちだ。二人入ったと思ったら後ろに4人並ぶなど、すでに人気店になっている。主なメニューは「醤油らーめん800円」「塩らーめん800円」「各特製1100円」等。

麺場飛猿

この店の画期的なところは、麺量を少なめ(120g)に設定しておいて中盛り無料なところ。それ自体は他にもあるがその理由が「小食の方や食べ歩きをしたい方のため」と宣言している。「私たち夫婦は食べ歩きが好きなのでいろいろなものを食べたい、という気持ちがあるからです。湘南には魅力的な食べ物が多いので、他店でもぜひ御食事を楽しんでいただきたいと思います」なんて言える人はなかなかいないと思う。そんな気遣い・気配りが出来るお店のラーメンは絶対においしいはず。そして実際においしかった。他のお店にも行く予定だったので少なめにしたのだが中盛り(150g)にすれば良かったと後悔。これから連食予定で来る人は中盛りでも連食できるので中盛り頼んだ方がイイです(笑)。

麺場飛猿

接客や声かけなど、明るく元気もあり、いい雰囲気。湘南っぽさもあります。(店主の格好か?)あちこちにお猿さんの絵やぬいぐるみなどがあり、それもいい雰囲気。お子様連れなどにも受けそう。

私は醤油らーめんを注文。スープは清湯鶏魚介醤油。まとまりがよく、旨味も十分。麺は中太縮れでやや短め。都内の人気店とは少し違った感じで新鮮でおいしい。具は豚チャーシュー、鶏チャーシュー、メンマ、白髪ねぎ、千切り人参、海苔。人参の色味がいい。

完食完飲満足の一杯。次回は中盛りで塩を食べに来ます!

店名:麺場 飛猿

住所:神奈川県藤沢市片瀬3-1-36

記事執筆

大崎裕史(おおさきひろし)氏

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2021年5月末現在約13,500 軒、約27,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)などがある。