店内には常時60種類の日本酒が所狭しと並んでいて、2時間飲み放題で2,000円(21時以降は1時間飲み放題で1,000円でもOK)は魅力的だ。最近の日本酒は味覚が白ワインに近づいているそうで、コアターゲットは27歳のオフィスレディ。ボリュームゾーンの30~40代の2次会利用を想定しているため、スタッフは営業中でもお客さんと一緒になってお酒を飲むし、毎月必ず開催するイベントが来店動機になっている。冷蔵庫の日本酒をぜんぶ飲み干す会、店長と料理長の料理対決、20代だけで集まる会、流しそうめん大会、などなど。しかし、それよりも店の前に大きく掲げられたでっかいコピーが気になった。
「ようやく最近になって「楽しみたい」と『KATSUO』が結び付いた」ところで、キャッチコピー「全部日本酒のせいだ」が生まれたと船窪店長は言う。
そもそもは「日本酒は度数が高いので平日はビールとハイボールで済ませたい。そんな明日のことなんて考えないで、ぜんぶ日本酒のせいにして飲んでくださいよ」という意味だそうだが、それ以上にお店のコンセプトにピッタリ合っている!
つまり、このキャッチコピーは楽しみたいお客と楽しませたいスタッフの共犯関係を創り出す!楽しい場を創るためには少しぐらい羽目を外さなきゃ、楽しめないよね。西東京で一番楽しい店を本気で目指す『肉バル魚バルKATSUO』ならではのキャッチコピーを考え出したH View株式会社の中田社長は天才コピーライターではないかと思った。こんなコピー見せられたらもう行くっきゃない!!!。
取材協力
肉バル魚バルKATSUO 立川店
東京都立川市柴崎町3-10-5 FMビル2F
042-512-8503
谷口こうじ(テンポス広報部)