成功型と失敗型
仕事には、草刈り型と、天ぷら型がある。
草刈り型の仕事は、ただ黙々とやっていれば、成果がでる。何時間かかろうとも、続けていれば、成果がでる。
天ぷら型の仕事は、黙々とやっていると、張り倒される。そうだろうよ。50度の油に、海老をいれたって、3時間揚げても、パリッとした天ぷらにはならぬ。油も、海老も捨てなければならぬ羽目になる。
かくして、張り倒される。
川崎店で月 150万の粗利を上げていたひとを、客数の圧倒的に多い新宿店に、異動させても、150位の粗利しかやれない。川崎店よりも客数の少ない店に、異動させると、そこでも、150万内外の実績を残す。
その人は、自分は150万位はやれると思っている。
その結果、何処の店に行っても、同じような実績になってしまうのだ。
整形外科医の話
交通事故で、顔を損傷した弁護士。右目がつり上がってその上、右側の口までつり上がって、やや、オッカナイ顔になってしまった。
快活で、人当たりも良く、若手バリバリであったものが、何をやってもうまくいかなくなってしまった。
人と喋っていると、この人は私の事を、おっかないひとだと、思っているに違いと、思うと、
相手の人が 、無意識に、何かの仕草をした時に、この弁護士は、やっぱり、私の顔を見て、怖がっているとおもいこんでしまう。
話もぎこちなくなる、相手がぎこちなくなる、やっぱり怖がっていると、かくしんする。
弁護士のしごとに、自信がもてなくなり、人前に出なくなってしまった。
整形外科医は、以前からこの弁護士を、よく知っていたので、やつれて、生気のない変わり果てた姿を見て、びっくりてしまった。
顔の修復は、そんなに難しい手術ではなかったので、元通りになった。
半年後、 快活な、有能な弁護士になっていた。
何が彼を作っているのか! 才能は全く同じだというのに!
催眠術にかかった、キン肉マン。
「貴方は、このボールペンが、とても重くて持ち上げられません」
このキン肉マンが、ウンウン唸りながら、ボールペンを、持ち上げようとしても、持ち上げられない
逆に50kgのバーベルをやっと持ち上げられる人に、催眠術をかけて
「このバーベルは40kgですよ!」と言って55kgのバーベルをもたせると、持ち上げてしまう。
このひとの、筋力に変化はないにもかかわらず、ボールペンが持ち上げられなかったり、バーベルが持ち上げられたり。
我々の、脳の働きは、自分の思い込みに対して、サーボ機能が働くようになっている。
私は引っ込み思案で、人前で話すのが苦手です。
何かのきっかけでそう思い込んだら、人前で話してしっぱいしたり、たまたま、口ごもってしまったことを、サーボ機能が働いて、ヤッパリ人前で話すのが苦手だと、結論づけてしまう。
生まれてこの方、自分は、こんなタイプだと、サーボ機能を働かせてしまっている。
サーボ機能が、成功型と、失敗型に働くことにより、人生が、全く違ったものになってしまう。
仕事は、草刈り型と天ぷら型がある。と言ったが、
別の見方をすれば、ゴールがはっきりしていて、そこに到達すれば良い仕事と、
ゴールを見つけ出して取り組む仕事とがある。
仕事のレベルが、上がってくると、その壁にぶつかってしまい、何をして良いか判らなくなる。
的確な手を打てなり、優先事項と、重要事項、生産性上げたらキリはない。
ゴールを見つけ出して取り組む、仕事は、テーブルの上にあるいろんなものの中から、携帯電話を持って来ることににている。
テーブルの上にあるものが、50個あるとすれば、携帯電話を持って来るまでに、最大50回トライをする必要がある。
つまり、最大で、49回は、失敗をする羽目になる。
成功型のサーボ機能が、働いている人は、トライ失敗 トライ失敗の繰り返しの末に、成功がある。と
失敗型のサーボ機能を持っている人は、そんな事をしてもうまくいかないんじゃないか、そらみろ、ヤッパリまた失敗してしまった。
実際49回は、失敗の裏付けをして、サーボ機能が正常に働いている事に満足する。
成功者と、失敗者の差は、能力差では無く、自分で創り上げたサーボの差なのである。
教育や、トレーニングをする時に
サーボ機能の交換しないで、人前で話すのが苦手ですと言う人に、接客トレーニングを、いくらやっても、苦痛を与えるだけである。