東急大井町線旗の台駅より徒歩1分。
商店街より少し脇道に入ったその店舗は、夜になるとまるで月のような可愛らしい明かりを灯し、最大9タップのビールと日本酒、おひとり様にも優しくちょこっとしたつまみが手軽な価格帯で楽しめる。
「ベアード・ブルーイング」「タヰ(イ)ヨウ酒場」などで修行をされたオーナーの鵜藤氏は、 10年以上クラフトビールに携わり、近所で働く人や住人、クラフトビール専門店の同業者にも楽しんでもらえるように「ウサギヤ」をコロナ禍の中でオープンさせた。
※緊急事態宣言中は酒類の提供はしておりません。
ピンチはチャンス。純喫茶ウサギヤとして営業
オープン当初は、16時から23時までの営業を予定していたが、緊急事態宣言発表により酒類提供をストップすることに。小さな居酒屋だった同店は、休業するか酒類を出さずに時短営業をするか選択を迫られた。旗の台のほとんどの店舗が休業する中、ご近所の人が少しでも癒しの時間をとれるように14時から20時の営業時間に変更し「純喫茶ウサギヤ」として、フード、ドリンクメニューを切り替えリスタートした。
当初2回転近くお客様が来店していた店内は静かに、売り上げが下がる。そんな中でも諦めずにGoogleアカウントとInstagramを欠かさず毎日更新。写真の撮り方を日々工夫し、酒類が提供できない中でも少しずつリピーターやフォロワー数が増える。時間のある今だからこそSNS更新による集客がどれだけ重要かがわかる。
「苦境に立たされている今だからこそお客様が楽しめるドリンクやフードを提供したい」と鵜藤氏は話す。
下の写真は、色が綺麗な「映える」クリームソーダ。
またみんなで乾杯できる日が来るまで。
「純喫茶ウサギヤ」は今日も美味しいナポリタンとコーヒーを提供し続けていく。
<取材協力>
店主:鵜藤高広
店名:ウサギヤ
住所:〒142-0064
東京都品川区旗の台3-11-8 103号
電話番号:03-4361-9781
<記事作成>
Non
1987年大阪生まれ、東京育ち
2019年ワインバーを開業。
東急沿線の飲食店をメインに広報活動を行う。