気になる業種を深掘り! タピオカ専門店出店のアレコレ

10代の女子から絶大な人気を誇るタピオカドリンク。今回、Smiler編集部がタピオカ店を回ってきました!店ごとの特徴についてご紹介します。

自分の好みでカスタマイズする楽しさ

一見、タピオカドリンクなんて全部同じように見えますが、店ごとに次のような違いがあります。

  • 甘さ・タピオカの量・氷の量が選べる
  • 黒糖で煮詰めたタピオカか、普通のタピオカか選べる

同じタピオカミルクティーでも、牛乳の比率が多いところもあれば少ないところ、使っている紅茶の種類も違い、味わいは店ごとに異なります。

写真は、「茶BAR – パールレディ」のメニュー表。オーダーするときは、まずはドリンクを選び、次にお茶の甘さや、ホットかアイスかを選ぶ。氷の量も選ぶことができ、他の企業では、ドリンク代を安く(340円~)設定する代わりに、氷無しを選んだ場合は+70円のオプション価格を設定している店もある。

最後に、トッピングを選ぶ。茶BARでは、①大粒タピオカ、②普通のタピオカ、③黒糖タピオカ、④コラーゲン入りゼリー、⑤ナタデココを選べる。トッピングは1つまでは無料、2つめは+50円という価格設定だ。

甘めの黒糖タピオカをトッピングするときは、ドリンクは「微糖」にするなど自分好みにカスタマイズをすることができる。

同じ女性ターゲットでもコンセプト設計はさまざま

■THE ALLEY(ジ アレイ)

コンセプトは、「お茶に恋をする、美しい生活」。黒やレンガを基調としたシックな内装で、10代だけでなく20~30代の女性をターゲットにしているように感じる。メニューにある「香るミルクティーシリーズ」は花の香りがする。人気商品の「ロイヤルNO.9 タピオカミルクティー(M¥540)は、かなりミルク感が強いく、黒糖タピオカラテ(M¥700)のタピオカは甘さが強い。もともとバタフライピー(青い紅茶)などのインスタ栄えのドリンクも有り、タピオカがはやらなくなってもそちらで生き残れそう。

鹿のイラストでお馴染みのタピオカブランド。タピオカはお腹にたまるからと、夕食代わりにする学生も多いとか。

■Gong cha(ゴンチャ)

赤を基調としたデザインで、店名の「貢茶(ゴンチャ)」がロゴマークになっている。アジアを中心に世界で約1400店舗展開する世界最大規模の台湾ティーカフェブランド。ドリンクの種類は全部で32種で、甘さや氷の量、トッピングののカスタマイズが豊富。+70円でトッピングを3つまで選ぶことが出来る。(タピオカ、ミルクフォーム、アロエ、ナタデココ、バジルシード、グラスジェリー)

原宿店、4月撮影。期間限定のストロベリータピオカを注文する人が多い。女性客は10代後半が多くならんでいた。14時時点で50分待ちのウェイティング。

■PEARL LADY 茶BAR

日本ブランドのお茶専門店。定番メニューは、岩塩クリーム茶と茶ラテで、他にもフルーツの角切りを入れたフルーツ泡茶があるなど種類が豊富。全てのドリンクでトッピングは、タピオカ、黒糖タピオカ、ゼリー、ナタデココを選べる。トッピングは1個まで無料、追加は+50円、フルーツも選ぶことも可能。抹茶・ほうじ茶を使ったドリンクにも力をいれており、それぞれ、すっきりした味わいと、茶葉を2倍にした濃厚にした味わいかを選べるようになっている。

抹茶ラテは上がクリームしたが抹茶ドリンクの二層になっており、カップには、まずは混ぜずに抹茶の味わいを楽しんで、といった飲み方の提案が書かれている。

青山店撮影。テイクアウト専門店。10坪ほどの厨房でスタッフは3人。オーダーテイカーが注文を取ると同時に作り始めるオペレーションで提供時間は早かった。

見つけた!タピオカ店の個性を出すアイディアし

■momotea

店内に3D写真プリンターが置いており、お客はQRコードを読み取り写真をアップロードすれば、その写真をドリンクのチーズフォームにプリントすることができる。芸能人やキャラクターをプリントできるとSNSでも評判。友達とのプリクラをプリントし、お店の前で盛り上がる女子高生姿も!

■Hi茶

カップ部分が店のキャクラクターである猫のイラストが描かれており、ストローをさすと猫が飲んでいるような絵面になってかわいいと人気。私が注文したタときは、怒り顔の猫のイラストだったが(笑)、喜怒哀楽、様々な表情のカップが用意されている。

現在も新たなタピオカ店が続々と出店中

引き続き調査を続けます!

記事:オト

2019年5月執筆