ドラッカーと尊徳の共通点
ドラッカーも金次郎も「ひたむきに働け、勤勉であれ」という。
ひたむきで、勤勉なら成功する訳ではないが、
リーダーは、成功しようがしまいが、ひたむきで勤勉な人でなくてはいけない。
成功するかどうかの前に、ひたむきに 勤勉は、絶対必要な条件である。
その上でリーダーたる者は、「成果を上げなくてはいけない」
両者ともに、成果につながらない行動は、リーダーたるものの仕事ではない、という。
結果のでない取り組みを黙々と続けるなどは、知恵のない者の仕事である。
誠実に一生懸命にやっていると言う人がいるが、そんな者は愚か者に過ぎない。
ドラッカーと金次郎の違いは
ドラッカーは経営者に向かって、事業の成果を上げるために書かれたものであるが、
人のためにつくせとは言わない。
金次郎は、「推譲」つまり、稼ぎを余らせて、村人、村里、国のために役立てて、初めて生きている意味があると説いている。
金次郎は、孔子を尊敬しているうちは、まだまだだ。一生懸命修行せよ。
お釈迦様をありがたがっいているうちは、まだまだだ。一生懸命修行せよ。
孔子であれ、お釈迦様であれ、修行して登り着くとその上は「天」しかない。
天の教えは「勤勉につとめて、人のためにつくせ」
どちらの教えも「天の教えに至る」と説く。
稲盛和夫、古くは土光敏夫 己を捨てて、世のために尽くしている。
森下篤史は、世のために尽くそうとしてはいるが、己を捨てきれないのう。
まだまだだ!